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韓国戦後

2月23日

メンバー表・試合結果・環境

ポジション 名前 交代 交替選手
GK 川口能活
DF 中澤佑二
DF 今野泰幸
DF 駒野友一
DF 内田篤人
MF 遠藤保仁
MF 橋本英郎 後半34分 矢野貴章
MF 鈴木啓太
MF 山瀬功治 後半42分 播戸竜二
MF 中村憲剛 後半18分 安田理大
FW 田代有三
サブ 楢崎正剛
サブ 駒野友一
サブ 川島永嗣
サブ 水本裕貴
サブ 山岸智
サブ 羽生直剛
試合結果 1−1 △
場所 重慶
時間 18:15 キックオフ
天気 曇り
影響があるほどではない
気温 10度くらいか?
選手コンディション 連戦で少し疲れが溜まっている。
観客 5割くらいか?
注目度 韓国対日本を中国でやっているので観客はあまり関係がないと感じる。
相手のレベル 日本に対しては強いが、自国開催のワールドカップ以降国全体のサッカーへの関心が落ちてきている。
相手の状況 日本と同じようにシーズン前で海外の主力選手等が不在。

感想

初めて橋本が先発。 立ち上がり全体のバランスが崩れたのかディフェンスの受け渡しが非常に悪かった。 人数が揃っていたにもかかわらずほぼフリーでセンタリングを上げられ失点した。 ここに代表人気が落ちてきた原因があるのではないだろうか? ちょっと話題が逸れるが感じた事を書きたい。

相手がボールを持っている時はボールを奪取するのが目標、 自分達がボールを持っている時は点を取るのが目標。 その結果として勝利がある。 監督がボールを繋げと言ったからパスに拘りました、 監督がこのポジションで守れと言ったから、そっちは守りませんでした。 これでは不足の事態が起こるワールドカップでは絶対に勝てない。 当たり前の事だが一番大切なのはその時に必要なプレー。 それは個人戦術と呼ばれるものであって、他のプレーヤーはもちろん監督は関係ない。

失点シーンでは、そこでセンタリングを上げられたら危ないという状況だった。 当然やるべき事は絶対に上げさせない事。 玉際に厳しく行かないというのはあり得ない。 しかし、簡単にスルーパスを出され、さらにそこから簡単にセンタリングを上げられ失点した。 失点後中澤は内田の守備範囲まで出て行って守っていた。 「もうお前は頼りにしないし、経験を積ませる時間は無い。」という意思表示。

後半山瀬のゴールで同点に追いつく。 山瀬は優れた選手で、技術はそれほどでもないが点を取るという事をつねに意識している。 点を取ったシーンしか頭に浮かんでこないかもしれないが、実際の枠内シュート率はJリーグの中ではかなり低い選手だろう。 山瀬が点をたくさん取るのはたくさんシュートを打つから。 これは大久保にも同じ事が言える。Jリーグの助っ人外人もそう。 彼らはシュートが上手いのではなく、 シュートをたくさん打つから点がたくさん取れる。 ただ、シュートをたくさん打つのでそれが実戦でのシュート練習になり、 結果としてシュートが上手くなるというのはある。 その日の為に鍛え上げ絶対に勝つという気持ちを持って戦っている中で、 無難なプレーばかりではチャンスは来ない。 もちろんもっとチャンスの選手がいる事もあるだろうが、 そこで躊躇しているようだと、チャンスに打つ事を忘れてしまうだろう。 それで非難されても、チームの結束があればたいした問題にならない筈だ。

俺が岡田監督に期待しているのは、 ジーコが作り上げてしまったよそよそしいグループみたいな日本代表を 以前のようにチーム内で意見を戦わせる事が出来る大人なチームに戻してくれる事だ。 フランスワールドカップや日韓ワールドカップの時は 選手間でこういう事を話し合っていたという事をインタビューでたくさん読んだ。 散々トルシエと戦った選手たちの事は記憶に新しい所だろう。 それがジーコが監督になってそういう事が殆ど聞けなくなり、 オシムになってもそれは変わらなかった。

この試合を引き分ける事によって優勝は逃したが、 岡田監督は共同生活をする事によって選手達の性格をじっくりと見る事が出来たと思う。