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バーレーン戦後

6月14日

メンバー表・試合結果・環境・観戦記

ポジション 名前 交代 交替選手
GK 楢崎正剛
DF 中澤佑二
DF 田中マルクス闘莉王
DF 安田理大 後半28分 今野泰幸
DF 内田篤人
MF 中村俊輔
MF 遠藤保仁
MF 中村憲剛
MF 本田圭佑
FW 玉田圭司
FW 佐藤寿人 後半19分 山瀬功治
サブ 川口能活
サブ 高木和道
サブ 矢野貴章
サブ 鈴木啓太
試合結果 1−0 ○
場所 埼玉スタジアム2002
時間 19:20 キックオフ
天気
影響があるほどではない
気温 20度前後
選手コンディション 休養を交え最高潮
観客 4万人以上
注目度 すでに突破は決まっている為まあまあ
相手のレベル 若い選手を試している
相手の状況 サブのメンバーが足りないほど気合が入ってない

感想

やはり同時期に開催されているユーロと比較してしまう。 パワーの違いからくる様々な問題を考えると現時点でのメンバーにはいささか不安を覚える。 サイドを崩し、また後ろに戻しという事を延々と繰り返す日本代表は見ていて辛いものがある。 建前として「誰が出ても日本代表だ」と岡田監督は言うが分かる人が見れば力不足は明らかで、 熱い言葉を口にしながらも岡田監督のテストの目は光っていたはず。 試合後の表情を見る限りはあまり納得がいっていない気がした。

予選を勝ち抜いたところで人材を改めて考えてみたい。 日本代表の監督である岡田監督は考えうる限り最高のチョイスだった。 コーチに声だし役の大熊コーチ、攻撃担当の大木コーチもぶつかりあいながら前に進めてくれるコーチだと感じる。 甲府での躍進は見事だった。 ドクターその他はよく分からないので、問題の選手たち。

後ろから見ていくと、GK楢崎はもはや決定に近いと思う。 キャッチングの安定感、はっきりとした飛び出しとパンチング、日本最高のGKだと思う。 ディフェンスのリーダー中澤はなくてはならない存在。 逆に疲れやすいトゥーリオは些か不安がある。 外国人独特の短絡的な罵声が気になるが、ないよりは良いかもしれない。 ボール扱いはいつの間にか中澤に追い抜かれ、 効果的な攻め上がりなのか疑問符がつくようになってしまった。 ここには寺田、阿部、今野、中田浩二が入るかもしれないが、寺田を除くと本職ではないので、このままトゥーリオでいくかもしれない。 サイドバックは、駒野、内田、長友がよく使われている。他にはサントスや中田浩二がここに加わると考えられる。 岡田監督の特徴として、体の強い選手、ディフェンスの得意な選手を用いる傾向がある。 もしサントスをサイドバックとして計算しているなら、反対側の内田が危ないかもしれないし、左で長友を使うのであれば、今のままかもしれない。

そしてMF。 ここは人材がたくさんいるが、充実している割には、中田英寿の穴は埋まっていないように感じる。 比較的体が弱くても出来るポジションではあるが、誰かがボールをキープしないといけない。 人材を見ると、中村俊輔、松井、稲本、遠藤、長谷部、サントス、中田浩二、小笠原、山瀬、本田、未定ではあるがジュニーニョがいる。 現状を見ると最前線を減らしてでも大久保を使っていた。 つまり、今出場しているMFにはボールをキープするという点において不満があるのかもしれない。 後ろから押されても蹴られても負けない、きちんとボールが収まる選手が必要なのはユーロを見ると明白だ。 今後ジュニーニョが入ってくれば大久保は本来の仕事に集中できる可能性がある。 足が速くないMF、中村俊輔、松井、稲本、遠藤、長谷部、中田浩二、小笠原、山瀬、本田らこれだけの選手は、 二つ、若しくは三つのポジションを争う事になる。 複数のポジションがこなせる選手は非常に有利だ。 加えて強さ、走力は必須の項目になるはず。 足の速いサントス、ジュニーニョは個人の突破という特別な役割をもって一つ、若しくは二つのポジションを争うと思う。

さて、点が取れないと騒がれているFW。 もはや下から上がってくる選手は期待しない方が良いかもしれない。 速い選手ではいくらかいるが、加えて強い選手は皆無。 世界は強く、上手く、高く、走れるまで要求されるようになっている。 高さもなく強さもないという選択肢は今後ないだろうと考えられる。 そうなると、高原の復帰を願いながら、大久保、玉田、ジュニーニョあたりが妥当だと感じる。 結局のところ、サイドを崩そうが何しようが、 ミドルシュートがパワー不足、クロスを上げたくても高さがないとなると、セットプレー以外得点チャンスを見出すのが難しい。 考え方として、セットプレーのチャンスを増やせる選手が重要になると思う。 いま挙げた選手は割とファールをもらいやすい選手で、そのあたりの事は岡田監督も考えていると感じる。