試合結果 |
2−3 ○ |
場所 |
マナマ |
時間 |
21:30 キックオフ |
天気 |
晴れ |
風 |
無風 |
気温 |
32度前後 |
選手コンディション |
リーグ戦の途中で良好 |
観客 |
不明 |
注目度 |
日本での放送が深夜3:00の為盛り上がりに欠けた |
相手のレベル |
カウンターが鋭いが隙がある |
相手の状況 |
良好な様子 |
感想
立ち上がりから日本の中盤が試合を支配。
危なげの無い試合運びで前半18分に中村俊輔がフリーキックを直接決めて先制。
相手の壁の作り方に助かった。
その後追加点を取る事を意識してプレーしてもらいたかったが、暑さからペースダウン。
バーレーンは中盤を省略して浮玉をディフェンスの裏側に蹴ってきた。
今回は中澤もトゥーリオもいたので、あまり脅威にならずにしのぎ切る。
お互いにだれてきた前半終了間際にバーレーンがペナルティーエリアでハンド。
若干厳しめな判断に見えたが、相手が抗議をしないところを見ると近くで見てた人には故意に見えたのかもしれない。
PK職人遠藤がきっちりと決めて2点リード。
後半に向けて非常に試合が楽になったと思う。
後半も日本のペースで試合が進む。
田中達也の献身的なディフェンスと裏に抜ける動きで相手がイライラしはじめる。
そこで致命的な二枚目のイエローカードでバーレーンの選手が一人退場に。
いよいよ試合が終わった感じになったところで、交替で入った中村憲吾の追加点で0−3になる。
ところがここに思わぬ落とし穴が。
残り5分、今野が投入されたあたりで、相手の怒涛の攻撃にマークがずれ始める。
全員が下がり過ぎてしまい、日本の左サイドががら空きになってしまった。
後のインタビューでは佐藤寿人がディフェンスに貢献が少ないとか、中村憲吾のポジションがおかしいとか色々意見が出ていた。
日本の左サイドから逆サイド、内田のマークするべき選手が決めて1−3。
内田は以前からスタミナやマークに甘いところがあったからこれは計算の内の失点だと思う。
それよりも、日本の左サイドが完全に空いてしまった事を反省すべき。
中盤からの押し上げが期待出来ない状態では、ひたすらボールをキープする事も、
前線で交代に入った選手の大事な役目だろう。
その前の阿部のハイボールの処理についても、以前から不安だったが、
ゴール前ではワンバウンドする前にはっきりとクリアする事を徹底する事が大切だと思う。
まだこの一点は気を引き締めるのに効果的かもしれないと思ったが、さらにトゥーリオがクリアボールを無理につなごうとしてオウンゴール。
トゥーリオについても以前からスタミナ不足が気になっていたが、疲れていなければこんな判断はあり得ない。
岡田監督が中澤を固定し、トゥーリオの代わりを親善試合で試したがるのはこういった事を警戒しての事かと思う。
いずれにしても、試合中の修正能力、その時に何をしなければいけないのかという事を考え実行する判断力。
スタミナは永遠には続かないので事前に決めた最低限の約束事さえも上手くいかないくなる事はある。
それに対してプロであるはずの選手たちの判断があまりに幼稚。
その人間の本当の実力は厳しい試合をやらせてみないと分からない部分がある。
きっと次回選ばれる選手を見れば岡田監督が考える問題がこちらにも伝わってくる思う。
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