試合結果 |
1−0 ○ |
場所 |
埼玉スタジアム2002 |
時間 |
19:20 |
天気 |
晴れ |
風 |
無風 |
気温 |
10度前後 |
選手コンディション |
Jリーグが開幕し調子が上がっている |
観客 |
約50000人 |
注目度 |
あまり有名チームではなかったが視聴率は20%近くまでいった |
相手のレベル |
一年で五度目の対戦になったが結果はイーブン。実力は日本が上。 |
相手の状況 |
そこそこの模様。 |
感想
ここ最近暖かくなってきて春を感じるようになったが、今週からまた寒さが戻ってきた。
そろそろお花見の季節。バーレーンとは一年で五回も戦う事になり、意外にも日本代表は予選でホーム未勝利という状況。
その割には「バーレーン相手には勝てるだろう」という雰囲気があった。
立ち上がりから慎重ながら圧倒的なボールキープ率でバーレーンには何もさせない。
ただバーレーンも織り込み済みでディフェンスにしっかりと人数を残している。
いつものような「アジアとの戦い」になった。
前半の内容についてはいつもと変わらず、
岡田監督が言うように「継続して今やっている事を突き詰める」という感じだった。
逆にバーレーンは俊輔に対していつも以上に厳しくマークしていた。
観戦者としては面白みのないイタリア的な前半。。。
サイドを崩すのも大切だが、一度真ん中に行く姿勢を見せミドルシュートを打つなり、個人で突破をするなり、何かしらアイデアがあっても良かったと思う。
後半立ち上がり、バーレーンが懸念した俊輔がフリーキックを直接沈めて先制。
相手にあたって入ったゴールだが、勝つ事が全ての予選ではとりあえず大切なゴールになった。
ところがここから全体がバラバラになった。
もっと攻めたい前線とリスクを負わずに守りたいディフェンスが分裂した。
プレーが切れるたびに岡田監督の指示が飛び、また、交替選手が入り修正。
こちらが期待し過ぎなのかもしれないが、こういった状況判断を各選手個人、また、全体として意思統一する事は難しいのか?
もしワールドカップ本大会であれば、この瞬間を逃すような相手はいないと思う。
また、監督の指示が選手に聞こえるかも怪しい。
当然の如く、バーレーンが猛攻を仕掛けてきた。
その中で狙い通りのショートカウンターが何度も見れた。
内田がゴール前に入ってくるなど、バリエーションがあったと思う。
また、その時間まで足が止まらずに走れたというのは大切な事。
ただ決める事が出来なかった。いつも通りの事なので今日だけの課題ではないが、日本代表のレベルとはこのくらいだという事を改めて感じた。
ゴール前で玉田や田中達也がポジション取りで押し負けるのはしょうがないし、ハイボールでは全く勝負にならないのも分かってる事。
ただ、裏に抜けてしまえば体の強さうんぬんは関係ない。
内田がインタビューで意識の準備が出来ていなかったというような事を言っていたが、先のワールドカップでもそんなコメントがあった気がする。
ただディフェンスは今までの日本代表の中では一番強いと感じる。
セカンドボールを拾ったら大事につないでほしかったが、押し込まれても守りきれそうな雰囲気はあった。
後は意識の問題だと思う。
チャンピオンズリーグなんかを見ても、そんなに難しい事はやってない。
シンプルな事をいかに速くやるかという流れになってる。
そしてとにかく走る事。
マンチェスターユナイテッドと比べるのは酷かもしれないが、走りの量、質、両方とも負けている。
三大リーグでフォワードがボールをキープ出来ないという前提で戦っているチームはないと思う。
それが出来ない日本代表をどのように岡田監督が引っ張っていくのか、その為に呼ばれた大木コーチがどのようなアイデアを持っているのかこれから見てみたいと思う。
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