試合結果 |
0−1 ○ |
場所 |
ウズベキスタン(タシケント) |
時間 |
23:05(日本時間) |
天気 |
曇り |
風 |
無 |
気温 |
20度前後 |
選手コンディション |
この日の為に精いっぱいの準備をしている |
観客 |
約20000人 |
注目度 |
W杯出場がかかっている為ここ最近では一番 |
相手のレベル |
日本より技術的に劣るが見た目が殆ど白人で体が大きい |
相手の状況 |
メディアと監督がぶつかっている様子でベストかはよくわからないが、絶対に勝たないといけない試合 |
感想
いよいよワールドカップが決まるかという試合。
まだ残り試合があるので無理に勝つ必要はないが、こういうシビアな試合に勝てないと実力アップにつながらない。
現地では松井が合流、そして内田が離脱した。
ウズベキスタンは日本と試合をする機会が多いが、どんなチームだかすぐに忘れてしまう。
これを機会に少し調べてみた。
1991年に旧ソビエト連邦から独立。
言語はウズベク語、観客席に殆ど女性がいなかったが、宗教はイスラム教。
一人当たりの国内総生産は5万円と非常に貧しい。
国のすぐ南側はアフガニスタン。
見た目はギリギリ「アジア」な感じがしないでもないが、中東とはまた違って白人に近い感じがする。
いずれにしてもみんな胸板が厚く背も高い。
芝が深い様子で立ち上がりからうまくパスがつながらない。
ウズベキスタンはガンガン蹴り込んでくる。
「これは負けるかも」と感じた立ち上がりだった。
ところが中村憲吾から裏に走り込んだ岡崎へ浮球のスルーパス。
それを完璧なコントロールでシュート、キーパーが弾いたボールをさらに岡崎がダイビングヘッドで押し込んで日本が先制。
素晴らしいボディーバランスだった。
日本にとっても、それからウズベキスタンにとっても予想外の展開だったと思う。
残り時間80分、ここからが本当に苦しかった。
しばらくはその余韻で日本が攻め込んだが、ペースが落ちると「今までの日本のサッカーは?」となってしまった。
プレスをかける→蹴り込まれる→ディフェンスラインが下がる→間延びする→セカンドボールを拾われる→フィニッシュまでいかれる→クリアする→セカンドボールが拾えない。
本来日本がやりたいサッカーは、プレスをかける→高い位置でボール奪取→ショートカウンター→フィニッシュで終わる。
いくつかの見せ場があったものの、中澤やトゥーリオの活躍ばかりが目立つようになり、バタバタした前半が終わった。
後半も前半の続きのような展開に中盤が非常に苦しそう。
前線でボールをキープ出来ればもうちょっと落ち着く事も出来るだろうが、相手の体の強さになかなか息つく暇をもらえない。
またクリアボールをディフェンスの裏に蹴れればカウンターのチャンスになったかもしれないが、その余裕が見えなかった。
ウズベキスタンにもう少し技術があれば、もしかすると日本は負けていたかもしれない。
勝ってワールドカップ出場を決めた事は喜ばしい事。
しかし、長年の課題である体をぶつける事についてあまり発展が見られなかったので少し不快感があった。
それが攻める時でも守る時でも。
このような展開の時、ボディーコンタクトせずにプレーする事など可能なのであろうか?
ワールドカップBEST4が日本の目標なので、それ以降の事は考えなくてもよい。
したがって無理に若手を起用する必要性はない。
南アフリカで試合をする事は決まっている。
日本のグラウンドのように綺麗なのだろうか?
もし芝が深い上にしっかりと根付いていない場合、大会そのものが寒い事になるだろうが、日本としてはこの試合以上に酷い事になるだろう。
気候は開催時が0度から15度程度なので走るサッカーは有利だ。
食事等の環境は日本からスタッフ、食材を運んでいくだろうから問題がない。
残された時間は一年。
個人の強化にもっとも効果的な海外移籍、そしてレギュラーを取る事が可能な選手はいるだろうか?
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