ボスニア・ヘルツェゴビナ戦前日記者会見
1月29日
■ ある意味、日本のサポーターも成長してきたと
- 一言
- 明日の試合は、ワールドカップ(W杯)予選に向けての最後のテストになるので、いい形で終わりたい。相手の情報は分かっていないのですが、体が大きくて技術があるチームということは聞いています。そういう相手に対して、われわれの素早さ、または忍耐力がどこまで通じるのか、ぜひ試してみたい。この前のチリとは全く違うタイプなので、非常にわれわれにとっていい経験になると期待しています。
- チリ戦では前半と後半で戦い方が違っていたが、明日はどちらの戦い方で行くのか。また、今日の練習を非公開にした理由は?
- 前半と後半で、戦い方は変えていません。ただ前半に関しては、選手が久々にプレッシャーの掛かったゲームで、ちょっとびっくりしたようなところがあって、非常に硬かった。ワンタッチでやらなくていいところ、ドリブルしていいところで無理してミスをしていたので後半は言ったが、基本的な戦い方というのは、局部的には変えたところもあるけれど、変えていない。そういう意味では、明日の試合も、相手の出方によりますが、基本的な考え方は変えないつもりです。
非公開にしたのはあなた(質問した記者)がいたから(笑)、ではなくて、今日はセットプレーにほとんどの時間を割いて、最初のゲームが終わってからはずっとセットプレーの練習をしていました。代表ではなかなか、こういう練習はできなかったので、そういう意味では非常に貴重な時間だった。皆さんには申し訳なかったですが、いい練習ができました。
- チリ戦では高原がシュート1本だけだったが、タイ戦(2月6日のW杯予選)に向けて調子は上がっていくか?
- それは高原に聞いてほしいですが、彼もコンディションという意味では、だいぶ戻ってきていると思います。あとは試合勘というか、彼はドイツでも長く出ていなかった。そういう意味で、彼に必要なのは試合を積み重ねていくことだと思っています。これだけは分からないですが、当然われわれとしては彼が戻ってくる、本調子にね。本調子というのが、どういうのか分らないですが、まあ大丈夫じゃないかと思います。
- 関係ないと言うかもしれないが、明日、オシム前監督が来ることについてプレッシャーを感じるか?
- オシムさんが来るのでボーナスが上がるというならプレッシャーは感じますが、自分にとってはチームがタイ戦に向けて明日いい試合をして、いい結果を出すことに集中していますので、そういうことにはあまりプレッシャーは感じていないですね。
- 明日、お客さんが少なくなるかもしれないことについて、監督としてどう思うか
- 僕らは当然、たくさん来てもらいたいし、その方が選手のモチベーションも上がるわけですが、欧州では代表チームの親善試合で満員になることはまず、ないです。週末のリーグ戦はいっぱいになりますけど、水曜日のナショナルチームの親善試合は、まず入らない。公式試合なら入りますけどね。Jでいったら練習試合という位置付けだから、ある意味、日本のサポーターも成長してきたと。こういうこと言うと協会に怒られるかな? 書かないでください(笑)。本当に、見極めてきたのかな、という気はしていますね。テレビ局に怒られるかな(笑)。
- タイ戦に向けて、最後に確かめておきたいことは?
- やはり攻撃面で、この前はいろんな言い訳ができる条件があったかもしれない。久々の試合で、あれだけのプレッシャーを掛けてくるチームというのは、なかなかあるものではない。特にサイドバックにあれだけプレッシャーを掛けてくるというのは。今度は、言い訳とはいいませんが、そういうものが許されないと思うので、そういう中で攻撃でミスを減らして、最後にシュートまで持っていけるか。そこは楽しみにしています。
- 中村俊輔の情報は?
- 今日、情報は入りましたが、詳しいことは僕の口からよりも、(小野)技術委員長の方から。いろいろ語弊があるといけないので、たぶん話してくれると思うので、そちらで聞いてもらえますか。基本的には(タイ戦に)来られないということのようです。
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