４月２１日

■ ハードワークする、戦う、そして集中して走る、といったことが重要

今日の練習について

リーグ戦の厳しい中でも、選手たちはモチベーションを高くしてやってくれていたと思う。

新しい選手が増えたが

今日の練習では、年齢とか、（代表候補招集が）初めてとか関係なく、みんなそれぞれ「ああ、こういう特徴があるんだ」ということが分かるくらい自分のプレーをしていたと思う。

新しい選手に期待することは？

当初はこんなに多く呼ぶつもりはなかったが、けが人が何人か出て、新しいメンバーの方が多くなった。（そのことで）ある種の緊張感が生まれた。新しい選手も積極的だし、今までの選手もそれに刺激を受けていると思う。

今回の合宿の目的は？

今回の合宿では何人かの選手がアジア・チャンピオンズリーグや海外組、けがなどで来られないが、チームコンセプトの確認とメンバー選考、２つの意味合いがある。

チームコンセプトの具体的な内容については？

世界中の監督で「ウチのチームはこういう戦い方です」という人はいない。具体的なことは話せないが、基本的なこと――どんな相手であっても、どういうメンバーであっても、どんなシステムであっても変わらない部分。それ以外に、戦術的に今日はこうしていくということは出てくるが、根幹は変わらないという話をした。
メンタルな部分ではハードワークをすること。それは試合になったらやるというのではない。選手ができることは、日ごろのコンディション管理と集中して練習に取り組むこと、そして試合でベストを尽くすこと。今回の合宿でも、練習だけしにきたという選手がいたなら、考え直してくれということは話した。

選手に特に求めることは？

先ほどハードワークと言ったが、選手全員が走り回るだけではチームにならない。選手それぞれ個性があるが、少なくともチームが勝つために、すべての面においてハードワークする、戦う、そして集中して走る、といったことが重要だと思う。

今回来られなかったメンバーに期待することは？

今回来られなかったメンバーというのは、このチャンスがなかったわけで、Ｊリーグでアピールしてもらうしかない。今まで知っている選手もいるが、キリンカップ前の合宿というのはぶっつけ本番になる。今回のキャンプとＪリーグで見た中で２０何人かのメンバーを選ぶしかない。来ていない選手は、それだけチャンスが少なくなったということになると思う。

ミーティングで選手にハードワークを説いたか

メンタルの面で。具体的に攻守で選手がどういう戦いができるか、イメージできるように話したつもり。

明後日の練習試合は（４５分を）３本か

いや、２本です。４５分で２本。今、フィールド（プレーヤー）は２１人ですから、ひとりマックス４５分と考えている。

新しいコンセプトとは

新しくはないんです（笑）。具体的に言う人なんかいない（笑）。

けが人が多かったが、当てが外れたか

いや、中澤も絶対的な選手ですけど、３０すぎていつ（こういうことが）起こるか分らないわけですから、これはもう仕方ないことだと思う。中澤がいなければ代表チームが成り立たないというのでは困る。それはほかの選手でも一緒です。

今回は背の高い本職のセンターバックを多く呼んだが

今まで本職ではなかったみたいじゃない（笑）。まあ、ディフェンスの真ん中と攻撃の真ん中は、攻守の要ですからね。いろいろな選手を見てみたいというのがあります。