キリンカップ2008 メンバー発表
5月15日
■ これで行くぞといいました
- はじめに
- このキリンカップサッカーの2試合というのは、この後に続くワールドカップ3次予選のための非常に貴重なテストマッチだと思っています。もちろん試合をやるからには勝つためにベストを尽くしますが、ある意味、新しく入った選手のテストなどもできればと思っています。過密日程でやってきて、選手が疲れている可能性もあるので、集まって、選手の状態をみてからになりますが、最悪2チームはできる人数を集めたいということでこの人数になりました。1試合目と2試合目でメンバーを変えるかは、集まって、コンディションを見てからになると思っています。
- 井川祐輔選手(川崎F)が初選出について
- 当初、中田浩二が(合流できる)可能性があると聞いていたが、彼のひざの状況がそれほど良くないということだった。ストッパーのところでスピード、強さを持った選手ということで、井川に関しては以前から注目していましたし、ここJリーグでのパフォーマンスが非常にすばらしいので、一度呼んでみたいと思っていました。
- 今回のキリンカップサッカーのメンバーが6月のワールドカップ3次予選を戦う上でのベースという認識でいいか?
- そうです。
- この後の予選の際のメンバー選考はどう考えているのか?
- 選手を集めてみないとコンディションもわからないですが、今のところ23〜4名でアウェイには行きたいと思っています。
- 鈴木啓太(浦和)、前田遼一(磐田)など、怪我で離脱をしていた選手も含まれているが、手元に呼んで調整したいということなのか?
- 今のところチームで100%練習をできていると医療サイドに確認を取っています。チームを離れてリハビリをしている選手は呼んでいません。啓太に関しては実績もあるし、コンディションさえ整えば予選の際に力になると思っています。前田もほぼ次の試合ではある程度できるだろうと。本人は100%ではないかもしれないが、彼も同じようにここから力になってくれると思っています。巻誠一郎(千葉)も練習は全然問題なくて、チームで次の試合に出るかどうかは監督が決めることだと聞いています。
- 今回海外組の選手が合流するが、改めて期待する点は?
- ビデオでは彼らの試合をほとんど見ていますが、実際にチームに入って、どれくらい機能してくれるのかを見たいと思っています。それぞれやはりスペシャリティというか、中村俊輔(セルティック・スコットランド)なんかは技術、それからキック、非常にいいものがあるので、そういうものをうまく組み合わせられないかと考えています。
- 対戦国(コートジボワール、パラグアイ)の印象は?
- コートジボワールはご存知のように、アフリカのなかでも今ヨーロッパでプレーしている選手が一番多いと思います。全員がイングランド、フランス、スペイン、ドイツなどでやっていて、技術・身体能力が高いチームです。ビデオを2試合くらいみましたが、かなり強烈な選手たちだなと思っています。それくらい身体能力も高くて、ある程度技術も高いチームとやれるというのは、僕らがやろうとしていることを試せてありがたいと思っています。パラグアイに関しては何度か日本にきていますが、いつもコンスタントにしっかりとした組織で守って攻めてくるという印象です。ある意味、日本が目指していかなくてはいけないスタイルなのかもしれないですが、どちらかというとしっかり下がって守ってそこから早い攻めをしてくるという印象があります。今南米のワールドカップ予選で首位だと聞いているので、非常にいいチームだと思っています
- 海外組の合流が22日以降ということは初戦には出られない?
- (中村)俊輔の合流は23日あたりになるので、24日のコートジボワール戦は間に合わないと思います。(27日は?)よほどコンディションが悪くない限り大丈夫だと思ってます。
- 1ヶ月の活動期間は今後本大会までないと思うが、予選に勝つという短期的な目標と同時に中長期的な目標はどれくらいの割合で考えている?
- 割合というのはないですが、自分たちがやろうと思っている『どんな相手とやっても変えない部分』を徹底したいと。当然、相手によって、またはメンバーによって変わってくるところも試合前に1回ぐらいはトレーニングに入れようと思っていますが、それ以外は基本的にチームコンセプトの徹底にあてたいと思っています。
- 今回U-23代表選手も含まれているが?
- これで行くぞといいました。基本的にワールドカップ予選につながる大会なので、こちら(日本代表)を優先すると言うのは前から話し合っていましたし、問題なく決めました。
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