５月２６日

■ 今までと一緒です

はじめに

明日のパラグアイは非常に試合上手というか、勝負にこだわる南米独特の粘っこいチームだと思います。また、結構ロングボールを入れてこぼれ球を拾ってくる。ある意味、中東の戦い方に似たところがあるので、われわれにとっては非常にいいシミュレーションになると思っています。まず、明日のゲームに勝つために、コンセプトを曲げないで、その中で勝つために、ちょっと修正して頑張っていきたいと思います。

中村俊が左足に違和感があるということだったが、今後の起用については？

今日の午前中に病院でＭＲＩを撮った結果、出血はなかったので、主要筋でないところでの筋膜炎というメディカルからの報告でした。プレーに問題はないということで、今日（練習に）合流させました。今日はハードな練習はしていないんですけど、明日の朝までに大きなリバウンドが出ない限り使いたい。何分使うかはともかく、ぜひプレーさせたいと思います。

今日の練習は非公開だったが、どこに主眼を置いたのか。また明日のスタメンは１試合目（コートジボワール戦）のメンバーをベースとするのか？

今日の練習に関しては、相手がある程度プレッシャーを前から掛けてきたり、マンツーマン気味で来るなか、シンプルにボールを動すことを徹底しました。それから、（相手が）いろいろ変則的にボランチを下げて３バック気味にしてボールを回してくるので、そういうときのプレッシャーの掛け方、それから（相手の）ロングボールのときのポジショニングの確認などをやりました。ゲーム形式は一切やりませんでした。それからメンバーですが、今のところいろいろな選手を試したい。ただ、これ（キリンカップ）はテストだけではないので（出ているメンバーと出ていないメンバー）半々という感じです。まだけがの選手もいますし、この前の試合でちょっと傷めたけど回復がどうかという選手もいるので、そのへんを総合的に判断して、半々くらいかなと(笑)。また違うと怒られそうだけど。

明日の試合で、ワールドカップ予選に向けてトライすることは何か？

チームのベースになるところは変わっていないので、今までと一緒です。受けて立つのではなくて、こちらからプレッシャーを掛けてボールを取りに行くこと。それからシンプルにボールを動かして、プレッシャーをかわして攻めていくこと。簡単に言うと、そういうことになると思います。

コートジボワール戦で傷んだのはどの選手か？

長谷部と玉田、闘莉王。深刻ではないです。だから今日は（練習を）やっています。