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岡田監督が見た北京五輪

8月14日

■ ただ、思った以上に走れなかったな、と

はじめに
環境も含めて日本に有利な環境ではなかったと思います。ただ、それは言い訳にはならない。僕の中ではチームとして精いっぱいやってくれたと思います。ただ日本の力として、もう少しやれたかもしれない、というのはどんなときにも付きまとうこと。われわれとしては真摯に受け止めなければならないと思います。
観戦して感じた課題は?
それは僕なりに感じていますが、僕がコメントすることではないので。これは現場の監督、そして技術委員長の仕事で。
いい意味で発見はあったか?
それはありました。五輪チームに関しては、誰がどういうプレーをするのか、僕もかなり知っていましたけど、吉田麻也あたりが、2メートル近い(オランダの)選手にどれだけやれるのかなと。ほとんど完ぺきに抑えていて「ああ、ここまでできるんだ」とか、ある程度できることは分かった上でも、確認をできた選手が何人かいたとは思っています。
先ほどの会見で「大会に向かうチームには波がある」といっていたが、具体的には?
具体的には教えられないです(笑)。
ピークが早かったとか?
そういうことではなくて、うーん、どうですかね。難しいですね、表現が。
コンディショニングの面か、精神面なのか
コンディションは決して悪くはなかったと思います。ただ、思った以上に走れなかったな、ということはおそらく選手たちも感じているんじゃないかと。それがプレッシャーなのか、何なのか、外部から見ている限りではちょっと分からないですけど。
アジアのチームは全滅だが、欧州のチームは3チーム残っている(イタリア、ベルギー、オランダ)。この差は何なのか?
それは向こうでも気になっていました。韓国は非常にいい試合をしていたんですけど(決勝トーナメントには)出られなかった。はっきりいってオランダは、あれだけのメンバーがいて、決して大したサッカーはやっていなかった。内容からいって、いい試合をしていたとは絶対に言えないと思うんですけど、勝ち残ったと。その辺りは、アジアが、日本が自分たちの道を進まないと。暑くて相手が走れない、自分たちも走れない。それだと勝てない。だから自分たちの道を進んでいかないといけないのかなと、あらためて感じました。