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キリンチャレンジカップ2008メンバー発表

8月14日

■ 当然代表の中心になっていく選手だと思っています

はじめに
今回のウルグアイ戦は最終予選の第1戦、バーレーン戦に向けた最後の試合ということで、現状招集できる限りの選手を選出しました。ただ、1試合しかできないことや、Jリーグのためコンディション的に厳しい時期であること、さらに練習も2日しかできないので、メンバーを絞って選びました。その意味で、このメンバーが即バーレーン戦のメンバーというわけではありませんが、ここにいる選手が中心と思っています。
ウルグアイはビデオで見ましたが、非常にアグレッシブで、プレッシャーをかけてくる。ボールに向かう意識が非常に強いので(最終予選に向けて)格好の相手だと思います。それも、ほぼベストで来てくれるということなので、われわれとしても全力を尽くして、いい試合を、そしてホームでやるからには結果を出したいと思っています。
小野伸二を選んでいるが、その理由と彼に期待することは?
ウルグアイ戦だけでなく、W杯予選にどうだろうと思い、(リストに)入れています。この試合で集められない選手もいますが、人数合わせのために選ぶということは避けました。その中で、何人か将来的に必要となるかどうかテストをしたい、その1人として(小野)伸二を選びました。
彼はドイツW杯後、けがでなかなか(試合に)出られなかった。そして新しいチーム(ボーフム)になって、(今季は)まだ2試合しか出ていないんですが、そのプレーを見た中で可能性があるんではないかと思いました。海外にいますから、呼んで試すという機会はなかなかない。彼はスケジュール的に(チームが集合する)初日からいられるので、そこはチャンスかなということで招集しました。
バーレーン戦に(出場停止で)出られない大久保嘉人を選んだ理由は?
五輪組を含めて、前(攻撃)のほうで何人か呼べない選手がいます。嘉人は(最後に試合に出てから)だいぶ間が空いていますし、ひざの状況もほぼ回復したので、一度合流してほしいと。バーレーン戦は(出場停止で)呼べないですけど、そのあと当然代表の中心になっていく選手だと思っていますし。使うかどうかは別ですけど招集することにしました。
五輪組はメンバーに入っていないが
五輪メンバーの中で当然、バーレーン戦で力になってくれるであろう選手は何人かいます。ただし、コンディション、それから私の中で保ちたいポジションなどを考えたとき、無理してここで招集することはないという判断です。ただ、けが人が出た場合は五輪組から呼ぶことも起こり得ます。誰もけがをしていないのに追加ということは考えていません。
合宿メンバーから大黒将志と青木剛を選んでいるが、どのようなところを評価したのか
青木は、いろいろなポジションができる選手ですが、一応ディフェンシブなMFの選手として考えています。非常に献身的にカバーリングしたり、チャンスとなったら前へ飛び出していく。そして基本的な技術も高いし、何よりも上背がある。今、このチームは非常に小さな選手が多くて、セットプレーのことも考えると上背のある選手がいるといいかなということで選びました。
大黒に関しては、まだまだコンディションはベストではないと思います。ヴェルディでも、この間出場していないときに4−0で勝ったりしていますが、彼のゴールに向かう感覚、動き出しの早さ、それからシュートの威力は、やはり秀でたものがあると思います。ゲーム感覚に慣れてきたら、もっといいプレーができるんじゃないかなという期待を込めて選んでいます。
五輪代表の結果と内容をどのように受け止めて、それを日本代表強化にどうつなげていこうと考えるか?
五輪に関しては、このあと囲み取材で話すように言われているんですけど、五輪の結果については非常に残念な結果だと思っています。ただ、今まで日本が五輪で決勝トーナメントに進出したのは(23歳以下の大会になって以降は)シドニーの一度だけ。そんな簡単なことではないと思っています。その中でいろいろなことを得られたと思います。私自身、一番得られたことは、大会に向かうときにいろいろな波がチームにはありますが、その波の持って行き方というのは大切なんだなということ。勉強させてもらったなと思っています。
今後、五輪組を招集するタイミングは? また、彼らにどんな新しい刺激を求めるのか
先ほども言いましたが、バーレーン戦には当然、何人かは招集します。新しい刺激というか、結構な数の選手が代表に入ってきていますから。今、5〜6人は代表で経験していますから、新しい刺激というよりも、当然代表の戦力として考えています。
松井にも招集レターを出したそうだが?
松井は当然、われわれにとって重要な戦力だと思っています。ただ、新しいチームに移籍して、まだしっかりポジションを確保していない。生活の基盤もまだしっかりしていない。そういう中で、本人は「是非、行きたい」ということでしたが、クラブの監督と3者で話した上で、今後松井にとって、そして日本代表にとっていいのは、今はサンテティエンヌで集中したほうがいいという結論になりました。松井がそこで活躍することが、われわれ日本代表にとってもプラスになるという判断で、私の方から招集をあきらめました。
ウルグアイ戦からバーレーン出発までの予定は?
それはプライベートのことですか(笑)。代表はJリーグがあるので一度(メンバーを)リリースして、合い間に(リーグが)2試合あります。その中で今想定しているメンバー、海外組――(中村)俊輔は手術のあとでどうなるか分からない、遠藤もまだ本調子でない、そういういろいろな選手のコンディションを見て、最終的に30日にメンバーを集め、国内で3日くらいトレーニングして、バーレーンに行くと考えています。
この前の合宿で試していた左利きの左サイドの選手が今回招集されていない。五輪組のサイドの選手を第一に想定していると考えてよいのか?
メンバーに入っていないということは、おっしゃるとおりです。