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カタール戦後

11月20日

■ 準備には満足しています

はじめに
今日は(カタールが)当面のライバルということで、タフなゲームになると予想していました。まず、選手たちが臆(おく)することなく、戦う姿勢を前面に出して、チーム一丸で戦ってくれた。これが今日の一番良かったところではないかと思います。何度かチャンスを作る中でも、前半に1点しか決められず、後半の立ち上がりの時間帯で2点目が入ったのが大きくて、これでみんなも余裕を持って本来のボール回しがだいぶ出るようになりました。その前に、もう1点くらい決めないといけない場面もあったと思いますが、とにかく選手が最後まで90分間通して、ディフェンスではサンドイッチ(挟み込み)して、相手にいいボールを前線に入れさせない、そして(ボールを)前に出されたら(もう一度)サンドイッチするということを繰り返してくれました。攻撃では、パスして動くという基本的なことをやってくれたので、この勝ち点3は非常に大きかったと思います。ただ、われわれはまだ何も得たわけではない。まだまだチームの精度を上げていかないと、ワールドカップ予選では何が起こるか分からないので、最後まで戦い続けたいと思います。とにかく今日は、一丸となって戦ってくれた選手に感謝したいと思います。
3−0になってから3人の交代はすべて攻撃の選手だったが、どんなことを期待しての交代だったのか?
ディフェンスラインと2人の守備的MFが非常に安定していたので、そこはいじりたくなかった。それから、こちらが点を取ってから(相手が)ディフェンスラインから長いボールを(前線に)入れてきて、そこは蹴らせたくなかったので、前の方で走れる選手(を投入した)ということ。それと前線の方が、やはりどうしても運動量が多かったので、へばってきて遅れがちなタックルを受ける。動きが遅くなると、けがをする可能性があったので、前の方(の選手)を代えました。
これで年内の予選は終ったが、ここまでのチーム作りの手応えは? それからチームの精度を上げるということだが、具体的には?
まず結果として、今日のように3点も取れて内容もそこそこのゲームができるとき、または、今日もし玉田の2点目のゴールが入らなかったら、これはサッカーですからどうなるか分からなかった。このように、結果から見ると出来、不出来はありますが、ただ、われわれがやろうとしているコンセプトに対して、チームは少しずつですけど、確実に進歩しているという手応えは持っています。それから精度については、われわれは技術で勝らないといけないので、技術的なミス、今日は命取りにならなくても、今後そうなる可能性のあるミスがいくつかあったということ。それと、代表チームは寄せ集めなんですが、それでも自分のチームという、チームとしての一体感、ここ(代表)に来たときは自分のホームチームなんだという一体感をもっと醸成していきたいと思います。
3点を入れたのはカタールの守備のミスだと思うか?
サッカーというのはミスの競技です。手でやる競技はミスが少ないんですが、サッカーはミスの競技で、それをいかにカバーするか、いかにそこを突くかの競技なので。われわれもカタールもミスを犯した。当然、失点したのはミスからだと思います。今日は運よく、われわれはそのミスのときにゴールを決められた、ということだと思います。
就任してからのベストゲームでは?
僕はホームのオマーン戦の方が自分の中では良かったかなと思います。今日も悪くはないんですけど。
相手の中央での縦への変化について?
ハルファンはどうしても下がるので。あいつが張ってくれていた方がウチはありがたかったんですけど、どうしても下がるというのはウチのスカウティング部隊が言っていたので、選手の頭に入っていました。
相手のセンターバックの間をこじ開けるときの2列目の動きは?
ワントップ気味にやっているときは、守備のときに相手のボランチを意識しすぎてスタート位置が低くなっていたので、今日はもっとストッパーにプレッシャーをかけるということもあったし、攻撃のときにどうしても一歩遅れるということで今日は2トップでやったんですが、今後はどうするか分からないです。
3点取って、追いつかれそうになったバーレーン戦のことは考えたか?
あまりよぎらなかったですね。ただすきは見せたくなかったので、闘莉王にはずっとそれを言い続けていました。
俊輔を最後まで使ったのは?
問題あったら使わなかった(笑)。