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日本代表チームスケジュール発表

12月9日

■ 準備には満足しています

はじめに
2009年はW杯予選の本番といいますか、一番大切な時期に入ってきます。それとともにアジアカップ予選もあり、公式戦が非常に多い年となっています。そんな中で、一番大事なW杯予選、そしてアジアカップ予選も当然勝ち抜かないといけないと思っています。キリンチャレンジカップ、キリンカップにおいてチームを仕上げて、予選で勝ち抜くチームを作っていきたいと思います。
 われわれのチームは少しずつですが、確実に目標に進んでいると信じています。そういう意味で来年を、日本のサッカーにとって、代表チームにとって、サッカーファンみんなにとって素晴らしい年になるように、全身全霊をかけて戦います。
強化試合ではどういう意義を持つ試合にしたいのか? キリンカップで希望する相手はどこか?
代表チームは普段、各自のチームでそれぞれのやり方にしたがって戦っている選手を集めて、ひとつの方向性にもっていかないといけません。そういう意味でぶっつけ本番は非常に怖いものがあります。できれば、本番の前に一度試合をしたい。それも練習試合ではなく、ある程度プレッシャーのかかった状態で試合をしたい。それがないと本当にぶっつけ本番になります。そのときにみんなが本当に代表チームのことを思い出しているのだろうかという不安があります。そういう意味で、キリンチャレンジカップとキリンカップではW杯予選の前にもう一度自分たちがやってきたことを確認する非常に大事な試合だと思っています。
 キリンカップに関しては、ともかくわれわれは強いチームとやりたい、それが一番です。次の相手のシミュレーションもありますが、一緒のチームなんてあり得ないですし、まずは強いチームとどんどん試合をしたいとお願いしています。ホームでやる場合はなかなか難しい面もありますが、可能な限り強いチームということで、いくつか候補が上がっている中で、こちらの希望は伝えています。
サッカーの内容で、09年の終わりにどうなっていたいか?
これは全くぶれることなく、私たちがやろうとしているサッカーのコンセプト、全員攻撃全員守備で、攻守にわたりアグレッシブにハードワークをする。そういう中で、チームがひとつの生命体のように一丸となって戦う。細かい内容はそれぞれありますが、選手1人1人がピッチで躍動するようなプレーをして、かつ全体としてひとつになっているチームを目指していますので、そこに向って一歩一歩進んでいくだけだと思っています。
フィンランド戦で確認したいことは?
オーストラリアは背が高くて体も大きいし、強い。だからこういうふうにやろうよとか、そういうことは基本的に考えていません。われわれが作ったのは、もっと大きな目標に向かっていける、それが可能なはずのコンセプトです。身長が違う、でも1メートルも違うわけではなくて、せいぜい20センチくらいです。先に跳べれば十分(ヘディングで)勝てる可能性がありますし、やり方を変えるもりはない。今までやってきていること、または(11月19日の)カタール戦でできなかったことが一歩ずつ進んでいるかどうかをチェックする試合だと思っています。
08年の時点でどの程度、理想としているサッカーができているのか? 09年はどういうところを改善していきたいか?
それに答えると目先の試合に集中していないんじゃないかと怒られることがあるので難しいんですが(笑)、何割とかは考えていません。自分たちの理想はいつまでたっても追い求めないといけないもので、これでいいと思って止まったら終わりだと思っています。この1年、代表を引き受けてからいろいろな試行錯誤の中で、ようやくここまでたどり着きました。ではここからは大丈夫かというとそんなことはない。また自分たちが試行錯誤しながらチャレンジしていくことになると思います。まだまだ今のままではダメだと、目標達成のためにはまだまだ足りない。何割かと言われると困るのですが、感覚的に今のままではまだダメだという実感です。それは今回のキャンプのミーティングでも選手たちには伝えています。