指宿合宿 1/10 練習後
1月10日
■ 候補ではなく、代表なんだと
- 指宿でキャンプをする理由は?
- スタッフがここがいいと取ってくれましたから。実際、芝生も一番だと思いますし、宿舎からも近く温泉もある。キャンプに適しているということです。
- 去年も指宿だったが?
- 去年とは目的が違います。去年は人数を集めてやったんですが、今年は公式戦が控えている。イエメン戦(1/20@熊本)に照準を合わせなければならない。方向が違いますし、内容も変わってくる。
これまでも何度か話してきていますが、W杯3次予選のバーレーン戦に負けた後、一貫した方向性でやってきています。その精度を上げて、質を上げるということ。 長い(Jリーグでの)シーズンを考えたときに、今回招集することで体を休められない選手が出て来る。そこで休んでいる選手を選んだ。若い、ベテランは関係ない。もちろんチャンスを与えた場合、若い選手の方が伸びしろはあるが、若いから選ぶという訳ではない。
- 石櫃洋祐(神戸)について
- サイドバックが4人くらいで固まってきた中で、少し確認してみたかった。石櫃は身体能力は高いが荒削りなところがある。ただ、魅力的だと思っている。
- 谷口博之(川崎F)について
- 層の厚い中盤の選手なんですが、あの得点感覚は彼にしかない。他の選手が持っていない、そこを見てみたかった。
- 乾貴士(C大阪)について
- 私がF・マリノス時代に取った選手なんですが、非凡な才能を持っていた。ただ、Jのトップレベルに合わせられなくて苦労していた。セレッソで出るようになって、良さが少しずつ出てきていると思う。もう少し進歩してほしいが、実際に見てみたいと思い招集した。
- アジアカップ予選が2試合あって、W杯予選のオーストラリア戦が来るという順番について?
- オフ開けにオーストラリア戦が来ていたらリスクがあったが、ここで試合をやれるというのはゲーム感覚を取り戻すにはありがたい試合だと思っている。思った以上にいいコンディションで選手たちは来てくれている。故障を抱えている選手もいて、阿部(勇樹、浦和(は昨日熱を出したが仕方ない。
イエメンは相手が守備を固めてくるだろうという予想が立つが、その中でどうやって点を取るのか。今後につながる戦いになると思う。積極的に仕掛けていきたいと思う。
- FWのポジション争いについて
- FWだけでなく、今日も選手に言ったが、イエメン戦を戦う日本代表なんだと。候補ではなく、代表なんだと。代表はポジションの保証はないが、イエメンに勝つということ。(ライバルの)アイツに勝つためにではなく、自分のベストを尽くすこと。イエメンに勝つためにベストを尽くすということ。競争しろとは言わない。ここに来ている以上、いいところがある。それを出せるようにしてほしいと伝えた。
- 3万人規模のスタジアムでも日本代表の試合が開催されることになり、熊本では初めてのAマッチとなるが?
- これまで首都圏での試合が多かったが、地方に持って行けるようにした。熊本で初めてできる中で、失望させないようにしたい。チームが1つになってやるところを見せたい。
- 鹿児島城西高の大迫勇也選手について
- 素晴らしい選手には違いないが、この予選で呼ぶということはあり得ない。
- 初日からボールを使った練習だったが?
- だいぶ軽い練習だった。去年は初日にゲームをした。今日は体慣らし。まだキュッというプレーはしてないし、100%ではない。ケガをさせないようにしないと。
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