バーレーン戦後
1月29日
■ マークを変えるべきだったと思っています
- はじめに
- 前半、なかなかボールを引き出すことができず、選手間の距離が近くてボールが回らなくて、どうしても一発裏狙いという形が多かったです。しかし後半になって選手間の引き出し(の動き)も早くなって、後半の途中からようやく流れが出始めたんですが、最後のところでの工夫がいまひとつ足りなかった。それと中盤でミスパスが多くて、どうしてもそこからカウンターを受けるという形がありました。後半は(ミスを)抑えていましたが、あれだけミスが出るとなかなか最後までいかない。しかし後半途中からの流れ、われわれがやらねばならないことは明確になったし、今度のオーストラリア戦に向けて教訓になることもあったと思っています。今日の負けは残念で悔しいですが、これを生かしていかないといけない。
- 後半途中までうまくいかなかったのはフィットネスの問題なのか、それとも準備に問題があったのか?
- フィットネスというよりも、この前のイエメン戦で戦っていないメンバーというのは、久しぶりにプレッシャーのかかった試合の中での判断の遅さ、それからプレッシャーに感じたミスというのが多かったと感じています。フィットネスというよりもスピード感での慣れ、そういうのが一番大きかったと思います。
- 中盤でのパスミスが多かった原因は何か?
- 選手個々の技術。このサッカーをやろうとすると、ミスが多いとどうしてもきつくなる。今日出ていた選手たちの技術的な問題と、さっき言ったプレッシャーへの慣れ(に問題)があったと思います。
- 今回負けたことは、日本として恥ずべきことと思うか?(バーレーン記者)
- 負けたことは、恥ずべきことかどうかは別として、非常に残念なことですし、われわれは常に勝利を目指しているので、ショックというか、やっぱり非常に残念なことだと思っています。
- 恥ずべきことなのか、ショッキングなことなのか?(バーレーン記者)
- その違いが良く分からないです。負けたときはいつもショックですが、バーレーンは非常にいいチームですし、われわれはどんな相手にも常に勝とうとしていて、それに対して勝てなかったことは残念に思っているというだけのことです。
- 今後またW杯予選でバーレーンと当たるし、今度のオーストラリア戦も踏まえて、失点シーンについてどう考えるか?
- 失点シーンは、セットプレーから競り負けて入れられたわけですが、あそこで高い選手が上がっていなかった時点で、マークを変えるべきだったと思っています。それとあそこでファウルになる前に、中央からサイドに向けてロングボールをフリーで蹴らせていた。後半はそれを抑えにいかせていたんですが、そのへんのことは今後注意していかないといけないと思っています。
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