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フィンランド戦後 キリンチャレンジカップ2009

2月4日

■ わたしにとっては非常にうれしい誤算

はじめに
テストマッチということで、いくつかポイントとなる点を強調して試合に臨んだのですが、その中でできたところと、まだまだ甘かったところ、オーストラリアのことを考えるともっと厳しくないと難しいというところ、いろいろな収穫があったと思います。特に、あまり今まで出場機会のなかった選手の中で、十分計算できる選手が何人かいたということで、これは(試合)2日前に帰ってきて、すぐ試合という海外組のポジションに十分とって代われるくらいの力を示してくれました。わたしにとっては非常にうれしい誤算。
これからの練習を踏まえて、オーストラリアの戦い方というのはまた今日とはちょっと違うわけで、オーストラリア戦に臨むメンバーを煮詰めていきたいと思います。試合後、いよいよオーストラリアだ、という気持ちが強くなっています。
GKは川島が2試合、そして今日は都築だったが、この2人については?
2人とも一長一短があるというのが感想です。今日の失点については、失点になる前のプレー(が大事)。ああいう甘いプレーをすると失点につながるセットプレーになる。GKと競っていたプレーヤーのマークを外していたことなど、いろいろな問題もあったと思います。そういう意味で、今のところフラットな状況で考えて、これから1週間で(GKを)決めていきたいと思います。
岡崎の2ゴールは監督のイメージするサッカーに近かったと思うが、クロスについてはイメージがシンクロしていなかったように思う。それについてどう思うか?
今日の戦い方は、玉田の下に(中村)憲剛がいました。憲剛が下がって中盤を作って、玉田も引いていくタイプなので、空いたスペースに岡崎と(香川)真司 が入っていくという戦い方をしたいんですが……。この場合、サイドを破ってもどうしても中は玉田1人になってしまう。ディフェンスラインの一発突破には向いているんですけど、クロスに対しては玉田もそれほど入っていくタイプではないので、どうしても最初にニアでつぶれる人間がいなかったり、ニアでつぶれたら裏がいなかったりというような――クロスに関しては一長一短があります。今後どうしていくかについては、考えなくてはいけないと思っています。
試合前にいくつかポイントがあったというが、具体的には?
具体的にはあまり申し上げられないですが、1つはディフェンスの仕方をどう始めるかというところと、攻撃に関してはいかに相手のそれぞれのラインの間でボールを受けられるかというところです。ちょっと抽象的ですが、いかにボールを動かせられるかというようなところです。ちょっと具体的なところは勘弁していただきたいです。
5−1というスコアだったが、オーストラリア戦を見据えて、もっと突き詰めなければならないところはどこか?
非常にデリケートな時期なので(苦笑)、まあどうですかね。セットプレーとでも言っておきましょうか。われわれがイメージしている中で、やはりあと一本遅いとか、あと一歩、戻り切れていないとか、そこは(相手に)使われていないんですが、そういう場面が何度かあったので。そこを使われたらやばかったな、というような場面。攻撃に関しては先ほどのクロスのこともありますが、あと一歩来られていないかなとか、そういうところです。
(裏を狙う攻撃については)今日、オーストラリアが見に来ていたら(裏を狙う攻撃を)ケアするでしょうし。これは一番、プライオリティーの高い攻撃パターンなんでしょうが、(オーストラリア戦では)そう簡単にはいかないとは思います。