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アジア最終予選 バーレーン戦 メンバー発表

3月19日

■ 自信もクソも勝つこと以外考えていません

はじめに
今回、(2010年W杯アジア)最終予選の5戦目となります。バーレーンとのホームでの試合ということで、われわれにとって、どの試合も重要なのですが、ここは勝負をかけないといけない試合だと思っております。今までやってきたメンバーを中心に、そして、Jリーグが開幕して2試合ですが、その前のプレシーズンマッチなども含めて数試合見た中でコンディションの良い選手、リスクをかけてでも点を取りに行くためにどのメンバーがいいかということで、トータルに考えてこの24名を選びました。最終予選はここのところホームで2つ引き分けています。ホームでの3戦目でどうしても勝ちたいと思っています。
川口が選ばれていないが、キャリアがあってチームをまとめる上で大切な選手と言っていたが、彼を選ばなかった理由を教えてほしい
今までも、力がないのにまとめる力で選んでいたわけではありません。当然、彼にGKとしての力があった上で、プラスアルファでそういう力があるという話です。今回に関しては、ジュビロ磐田のチーム状態も彼自身の状態も良くないということもありますが、けがから復帰して2試合と練習試合1試合で、まだ彼本来の調子ではないと判断しています。ただ、彼はわれわれの仲間として重要な選手だということは、わたしの中では変わっていません。
矢野が久しぶりに選出されたが、彼に期待することは?
わたしの中では、金崎も矢野も前回は入っていませんが、まったく新しいメンバーという意識はありません。われわれの戦い方も理解してくれています。貴章に関しては、リスクを冒してでも点を取りに行く場合に、ゴール前に入っていける選手ということ。相手が下がって守ってくることを想定しなければいけない。そういうときに高さというよりもゴール前、1人がつぶれてこぼれたボールを入れるということでも飛び込んでいける。コンディションも非常にいいので選びました。
欧州組の4人は24日からの合宿に間に合うか?
24日には全員そろいます。完全にレギュラーとして出ているのは俊輔だけなので、集まってみないと。それぞれの試合のビデオは取り寄せているのですが、試合に出ていなかったり、放送がなくて映像が手に入らなかったりしているので。本人たちはみんなコンディショントレーナーが連絡した限りでは、「絶好調です」と言ってるようです。これは、来てみないと分からないです。
けがから復帰した楢崎に期待することは?
彼に関しては、ゲーム感覚も含めて、わたしが見た試合、コーチが見た試合でも違和感なく元のコンディションに戻っていると判断しています。彼には実績も実力もあると思っているので、期待しているところは大きいです。
バーレーンとは(就任以来)5戦目(これまでは2勝2敗)になるが、どのような感覚を持っているか?
やり方が分かっているというか、全体としての戦い方は変わらないでしょう。メンバーとかシステムに関しては今のところ予想がつかないです。バーレーンというチームは前にも話しましたけど、全チームにとっていやらしいチームであることは確かだと思います。自分たちがやりやすいというよりも、相手がいやがることをしてくるタイプなので。ただ、われわれは自分たちの力を出せば必ず勝てると信じていますし、よく見ていただいたら分かると思うのですが、負けたのは1番最初の今とは全くメンバーが違う試合と、アジアカップ予選でメンバーがそろっていない状態だった試合なので、やりづらいという感覚は持っていません。
4日間の強化合宿で力を入れたいことは?
やることは大きくは変わらないです。ゴール前の人数を増やしたり、質を上げる積み重ねをしていきたいと思います。今までと大きく急激に戦い方を変えるということはないです。例えば、ゴール前に蹴ってこぼれ球を拾うとか、そういうことは考えていないです。
オーストラリア戦では非公開練習が多かったが、非公開練習のメリットは?
非公開のメリットは技術委員長にはあると思いますが、わたし自身にはあまりあると思っていません。今回の合宿については、2回は非公開にさせていただこうと思っています。
オーストラリア戦ではサイドからの攻撃が充実していたと思う。特に若いサイドバックの働きが今後も注目されると思うが、現状では内田篤人、長友佑都の2人をどう評価していているのか、また課題はどこにあると考えているか?
彼ら2人が試合に出るかどうかはまったく決めていないですし、わたしは誰一人として代表のポジションを保障している選手はいません。また個人のいいところ、課題を代表の監督が言うのは所属チームに迷惑をかけることもあると思います。その2人に関しては、ここまで日本代表で非常にポイントになる活躍をしてくれていると満足しています。
今回選ばれていない巻誠一郎について、これにはどんな理由があるのか? 彼自身のコンディションの問題か?
巻に関しては彼自身のプレースタイルと今の矢野貴章とを比べました。ゴール前でより走り込んでいけるということで、矢野の方がコンディションがいいんじゃないかという判断をしました。
最終予選でホームで勝てない要因はどこにあると考えるか? またそれを踏まえてバーレーン戦ではどういったことを修正していくのか?
今回の最終予選のグループ1、グループ2をよく見ると、意外とホームがダメなんですね。これがなぜかは分かりません。ただ、われわれがホームで2引き分けというのは、ある程度、個がしっかりしたウズベキスタン、オーストラリアが徹底して守ってきたことがあります。そう簡単に点は取れない。そこでよりリスクを冒すことが足らなかったかなと思っています。先ほどから言っているように、今回はホームで勝とうと思っていますから、よりリスクを冒す勇気を持ったトライをしていかなくてはいけないと思っています。
バーレーンに2回負けた際は、「メンバーがそろわなかった」などと話したが、今回はメンバーがそろうし、ホームでもある。勝つ自信はあるか?
自信もクソも勝つこと以外考えていません。
今回はトレーニングマッチがない。またAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場組が過密日程で疲れている。この状況をどう考えているか?
そういうことがあったんで、あまり新しいメンバーではなく、今までやっていたメンバーということがひとつあります。それとACL組に関しては、やはり同じようなトレーニングができるかどうか、いろんな状況を設定して考えています。かなり疲労のある選手が見受けられますし、疲労がある中で練習しても逆にマイナスになることもあります。その辺は集まってきた状態を見て、別メニューなりトレーニングの選択を考えていきたいと思っています。
  今回は短い時間なので、土日に(Jリーグの)試合をしてその後にトレーニングマッチをしていたらとても持ちません。短い時間の中、紅白戦で対処しようと考えています。
 
WBCでの野球日本代表の戦い(キューバ戦)について何か感じることは?
 
メンバーを決めていたので(放送を)全部は見ていません。途中と最後は見ました。やっぱり日本人として、日本代表または日本のチームが勝つのは誇らしいことです。昨日(18日)はACLで鹿島アントラーズと中国のチーム(上海申花)が戦いましたが、激しい試合になったときに負けてほしくないと思っていました。アントラーズが勝ったことはすごくうれしいです。また侍ジャパン(野球日本代表)もこれで準決勝に行けるので、ぜひ前回同様優勝を目指して頑張ってもらいたいですね。原監督に伝えてください。