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ワールドカップ出場決定 凱旋帰国

6月7日

■ つらかったのは、ピッチで選手が生き生きとしていない

はじめに
選手たち、スタッフ、関係者、サポーター、みんなの力を結集して、W杯出場権を取ることができました。われわれとしては、昨日の試合終了のホイッスルが、新たなチャレンジへのスタートだと。選手たちには少しはほっとしてリフレッシュしてほしいですが、残り2試合もあります。新たなチャレンジ、W杯ベスト4を目指して、これからまた闘志を燃やして向かっていきたいと思っています。
これまでで一番つらかったことと収穫は?
日々、生きていくのがつらかったです(笑)。つらかったのは、ピッチで選手が生き生きとしていない、3次予選のバーレーン戦のような試合は結果に関係なく指導者としてつらかったです。収穫はこのチームとともにいろいろなことを学んだ1年でした。チームになってきたという実感があります。集まるのが楽しみなチーム。戦術、技術を超えたつながりができてきたなと。これが自分にとっても、チームにとっても収穫だと思います。
カタール戦は、ウズベキスタン戦での退席処分でベンチに入れないと思うが、誰が指揮を執るのか?
たぶん入れないと思いますが、ヘッドコーチの大木コーチに執ってもらいます。たぶん、僕よりうまくいくと思います(笑)。
代表監督に再就任した時に奥さんにあきれられたようですが、今は何と声をかけるのか?
また始まるわけで、終わりじゃないので。家内もメールでほっとしたと言っていました。まだまだ終わりじゃないので、迷惑をかけますが、もうちょっと我慢してもらおうかなと思います。
W杯ベスト4に向けてどこを強化していくのか?
これはすべてです。フィジカル面は、選手に1年間通してチームの了解を得ながらやってもらいたいことを与えていきたい。技術面は、選手が目標を持ってこの1年でやることを明確にしていけるよう、一緒にやっていきたいです。チーム戦術は基本的にコンセプトを作った時に、世界に勝つためのコンセプトとして作ったので、変えるつもりはないです。そのコンセプトを実感するために、たとえボロボロにやられても、少しでも強いチームと戦いたいと思っています。来年までの強化日程はほぼ出ていますが、その中でいかにチーム作りをしていくか。これからもう少し考えたいと思います。
強い相手と戦うということで、どこと試合をしたいか? 強いチームと戦って何が見えてくると思うか?
欧州や南米のトップクラスのチームと。ですが、そんなにたくさんはできないです。できそうな日程が3試合か、4試合くらい。それ以外はアジアカップの予選、東アジア選手権等で埋まっています。直前の練習試合を含めて、3、4試合がマックス。その中で2試合くらいはめどがついています。ただ、W杯の組み合わせが決まらない限り、最終決定にはなりません。同じグループに入ったらキャンセルになるので。組み合わせが決まった時に直接交渉をして決めたいと思います。そこに来ていないチームはオフに入っているわけですから、良い試合はできないと思います。
われわれがどうしてこういうことをしないといけないのか、勝つためにどうしないといけないのか、なぜこういうことを要求しているのかを、肌で感じてもらいたいと思っています。