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大会概要発表 キリンチャレンジカップ2009

7月8日

■ 先日のコンフェデレーションズカップを見に行って、われわれの方向性は間違っていないと

はじめに
まずキリンチャレンジカップ。1年を切った中で、われわれにとってポッと空いた時期にこのような試合ができるというのは、非常にありがたいことだと思っています。そして対戦相手も、スコットランドとトーゴ、両方とも予選が終わってそのままのメンバーで来てくれる、ということで聞いています。いいチームで、こちらの要望にかなった相手だと思っています。それとともに、この1年のスケジュール、いろいろな思惑というかチームの事情もあって、二転三転しているんですけど、今のところ順調にスケジュールが決まっているのではないかと。香港とのホームでの試合が今のところ未定ですが、これもほぼ調整がつきそうだという話を聞いております。そういう意味でのこの年内、9月のオランダ遠征、10月のキリンチャレンジカップ、そして11月の香港とそれ以外のチームとの試合。そういったものを通して年内、チームのレベルをもう1つ上げていきたいと思っています。
チームのレベルをもう1つ上げたいとは具体的にどういうことか。また、オランダ遠征ではランキング上位のチームとアウエーでできる中で、特に期待することは何か?
以前から何回も言っていますが、われわれがやらなくてはいけないことは明確になっており、それは選手にも伝わっているはずです。われわれのやり方からすると、キックの精度、スピードを確実に上げ、相手に走り勝たなくてはいけません。そしてボール際でも、攻守にわたって1対1の局面でフィジカルだけではなくて、対応の仕方などでも勝たなくてはいけません。こういうところを1年かけて、上げていかなくてはいけない。このことに関しては、先日のコンフェデレーションズカップを見に行って、われわれの方向性は間違っていないと。やらなければいけないこと、そして通用することも間違っていないという感触をあらためて得ました。
 オランダ遠征に関しては、ベスト4に入っていく力を持っているファーストランクと言えるチームがどれくらいのものか。口で言っても分からないものを肌で感じたいというのが一番大きなところです。
その日にどのような試合を組んで、どのような目的で強化したいと考えているか?
香港戦を前倒しにしてもらいまして、ある程度のレベル以上のチーム、本気でメンバーを組んでくれるチームとアウエーで戦いたいと考えています。ヨーロッパのチームからOKをいただいていたのですが、この日はW杯欧州予選のプレーオフの日程と重なっているので、ひょっとしてそのチームがプレーオフに回った場合、試合ができなくなる可能性がある。それはリスクが大きいので、できれば確実に試合ができるチームと交渉してもらっています。その試合後の帰りに香港に寄り、香港戦を戦いたいと考えています。
今後、新しい選手、若い選手を試すことを想定しているか?
代表チームですので、「この選手は代表でやっていける可能性がある」と思ったら9月、10月、11月でも呼びます。「厳しい」と思ったら呼ばないだけのことです。ここは若い選手で、ここはベテランで、そういう考えはありません。勝つために必要なメンバーを選ぶだけです。
南アフリカでの高地対策についてはどう考えるか?
正直、大したことは考えていません。5月15日か16日で世界中のリーグ戦が終わると思います。その後、代表選手に休養を与えて、1500〜1700メートルぐらいの高地でキャンプを張ろうと思っています。そこで約10日間ぐらいすれば高地順化できると。その後、低地に降りて、次に高地で試合をするときには2日前に現地に入れば順化が可能だと聞いています。
 標高1700メートルぐらいのヨハネスブルクに行った時、朝に飛行機で着いて、そのままスポーツクラブで30分走りましたが、僕は全く問題がありませんでした。個人差はあると思いますが、1500〜1700メートルの標高はそれほど大きな問題ではないと思っています。ブラジルが少し調子が悪かったら高地のせいだと言っていましたが、そういう問題ではないと考えています。
オランダ遠征で対戦するオランダとガーナの印象について教えてほしい
皆さんの印象とあまり変わらないと思いますが、オランダは個々の能力の高い選手が組織としてポジションをしっかりとキープして、パスをシンプルに回していくチームだと。そしてサイドからスピードのあるドリブラーが突破して、ゴールを狙ってくるイメージを持っています。
 ガーナは身体能力が高い選手、そしてトップレベルの選手が2、3人います。彼らを中心にドリブル突破する。また、DFが結構プレッシャーをかけてくるチームという印象を持っています。