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オランダ戦前日

9月5日

■ 釣れれば釣れり 釣れなければ釣れないでまたいい 春うらら

はじめに
明日の試合に向けて、みんなのコンディションもだいぶ上がってきましたので、今までわれわれがやってきたことを、できるだけ出せるような試合にしたいと思います。試合をやるからにはオランダとはいえ勝つためにベストを尽くしたいと思っています。
オランダのようなトップクラスの相手に、どこが通用すると考えているか具体的に教えてほしい
何度も言ってきていることですが、攻守の切り替えとか、われわれのコンセプトに沿ったところで見ていきたい。全体の試合としてどうこうではなく、われわれのやろうとしているところの、どこが通じるのか。全体としての組織的なプレッシャーは掛けられるけれど、そこの1対1のところは分からないだろうと。ボールの動かしについても、サポートの早さというのはある程度は行けるだろうと思っています。
メルボルンの試合後に、監督は「ポゼッションが有利に立てないとき、どうするかはこれから考える」と言っていたが、そういったプランBというものは想定しているのか
どういう状況でそういうことを話したかは覚えていませんが、ポゼッションで上回れない――上回れるようにすることが先だと思っています。それによってコロコロ変えるつもりはありません。
試合後に選手がショックを受ける、あるいは自信を得る、どちらを期待しているか
もちろんショックより自信の方が(笑)。何と言いますか、そうなったときに考えればいいことで、やる前からそういった心配をしても仕方がないことです。ショックを受けたからこうしようとか、そういうことは一切考えていないですし、逆にうまくいっているときに不要な心配をして、勢いを止める必要もないです。要は、ショックを受けたら受けたなりに、自信を持ったなら持ったなりに、それでいいと思います。「釣れれば釣れり 釣れなければ釣れないでまたいい 春うらら」という川柳があるんですけど(笑)。
今年、この試合を含めてあと7試合あるが、W杯予選を終わって最初の試合ということで、どのようなことを考えているか
選手にも言っていることですが(W杯予選から)2カ月半くらい空いて、これからいよいよ本大会に向けたスタートの試合であります。ここ何日かやって、離れていた感触のズレというものは少しはありますけれど、ここから年内だけでも7試合やらせていただける。だからここで何かをするではなく、みんなが自分たちの目標に向かってやろうとしていることを出すための努力をする。努力というと変ですけれど、ベストを尽くすことが、この試合において一番大事だと思っています。
 試合をやるからには、たとえオランダとはいえ、勝つため、勝つつもりで臨んでいかないといけない。そうすることによって、いろんなことが分かってくるという気がしてきます。自分自身、オランダのビデオをたくさん見ましたが、はっきり言ってレベルは高いです。しかし、高いからといって、今のわれわれの戦い方を変えるとか、ノーチャンスなのか。そうだとは思っていなくて、(W杯予選後の)最初の試合として、自分たちの持っているものをすべて出して勝ちにいきたいと思っています。
先ほどの川柳は、誰のものか
まったくどなたか知りません。どこかの本で――ちょっと違ったかもしれないな。「釣れるもよし 釣れなくもよし」とか、そういう感じだったと思いますけど、どなたが詠んだのかも、何の本だったのかも覚えていないですけれど、今度調べておきます。
なぜそれが浮かんだのか
なぜって、今ふと浮かんだからです。これは禅でいう「無心」というものを、いろんな例え方があると思うんですけれど、なぜか記憶しています。