Scugnizzo

Yahoo!検索

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

南アフリカ遠征、アジアカップ最終予選、メンバー発表

11月5日

■ あきらめるのは自由だし、あきらめないでくれと言うつもりもない

はじめに
今回、ワールドカップ本大会を行う南アフリカで試合ができます。南アフリカは最近調子が良くなかったみたいですが、コンフェデレーションズカップを見る限り、かなりの力を持ったチームと試合ができるので、これはわれわれにとって願ってもないことです。これを機に、いやその前からの流れの中でわれわれがやってきたことをまた1つ強化するという意味合いを持っていると思います。それプラス、帰りに香港と試合ができます。アウエーでの試合はぜひやりたいという思いがあるので、ありがたいことだと思っています。
Jリーグも佳境に入ってきて選手の疲れ等もあり、優勝争いもある中で、最小限の人数で行こうと考えました。今回発表するのは21名ですが、田中マルクス闘莉王に関しては、けがの様子を最終的に金曜日に見極めてからと考えてます。そういう意味で21名になっていますが、おそらく22名で行くことになると思います。年内最後、それから海外組を3月に呼べるかどうか。海外組がある程度長いキャンプをできるのはこれが最後ということで、ぜひチームをまとめ上げていくような遠征にしたいと思っています。
南アフリカ戦が終わった後、海外組も香港戦に連れて行くのか?
何かいろいろと誤解されているようですが、基本的にはキャンプとして全員連れて行きます。ただ、その中で会ってみて個別に話して、第1戦に出て、第2戦に使わないだろうとか、チームの状況、また本人のコンディション、本人の立場を考慮して、W杯を考えたら帰した方がいいということになれば、帰す可能性もあります。ただ、基本的にはチームとして香港まで全員行ってもらうのが原則です。
南アフリカ戦の会場は現在調整中ということだが、ヨハネスブルクの小さなスタジアムとW杯会場のどちらがいいか?
ヨハネスブルクから乗り継ぎでポートエリザベスに行って、帰りにまだ公式戦の香港戦があるわけですから、そこに行く前に1日練習ができない日が出てくるということをトータルで考えると、僕はヨハネスブルクの方がいいかなと。でも、基本的に僕たちはそんなぜいたくを言うつもりはまったくなくて、南アフリカがやりやすいというところで、こっちがやりやすいんじゃなくて、相手がやりやすいところでやるなら願ってもないことだと思っています。正直あまり気にしてないです。協会の方には「どちらでもOKです」と言ってあります。
今回、実際にW杯が行われる現地で試合をすることのプラス要素をどう考えているか?
本大会で初めて行くのと、同じスタジアムではなくても一度行ったことがあるというのは選手のメンタル面ですごく大きいと思います。気候はちょうど逆ですし、あんまり問題じゃないんですけど。それと一番大きいのはスタッフです。例えば氷を頼んでもすぐに出てこないとか、量を確保するのが難しいとか、いろんなことが経験できます。それはもう本大会の準備としてはスタッフにとって願ってもないこと。その国のルール、風習は必ずあるので、そういうものを吸収できるんじゃないか。チームとして得難い経験ができるんじゃないかと。本大会に向けて大きなプラスだと思います。
10月に呼んだメンバーのうち何人かが外れているが、これは監督の中でメンバーが絞り込まれているということなのか?
僕はこの間の遠征の最後に全員を集めて、今回は相手どうこうは関係なく、僕が監督をやるようになってから一番のキャンプだったし、素晴らしいトレーニングをしてくれたと。これだけ意識が高いチームに、なかなか新しい戦力は入って来れない。まあ、そこは言ってなかったですけど、その意識を高く持ち続けてほしいと。例えば、この前の10月のときに自分の力を出せなかった選手もいるだろうし、今後、チャンスが与えられない選手も出てくるかもしれない。それであきらめるのは自由だし、あきらめないでくれと言うつもりもない。でも、できたらチャレンジをし続けてもらいたい。そういう意味で、僕は全員を大枠の代表と考えています。
その中で今回は、前にも言いましたが海外組が最後のチャンスなので、海外組優先で選んでいます。それと今のコンディション、そういうものを考慮して、考えています。だから、落としたからダメだとか、そういうことはまったく思ってないし、1月、2月は国内組だけの長いキャンプがあります。彼らにとっては大きなチャンスです。それを目指してくれるものと信じています。
闘莉王は追加招集があるかもしれないということだが、けが以外の理由で選ばれていない選手、例えば前田遼一についてはどうか?
今言いましたように、全員が戦力だと思っていますけど、今のコンディション、それから今のチーム、遠征でのパフォーマンス、そういったものを考えて今回のメンバーを選考しました。外れた選手のことを1人1人コメントするつもりはまったくありませんので。ただ、わたしは彼らをいまだに戦力だと思っていますし、チャレンジしてくれるものだと信じています。
10月の活動の中で、その前のオランダ遠征での課題をテーマに練習していたが、今回は新たに試してみたいことはあるか?
今は基本的にないです。ないというか、チームというのはうまくいっているときに「もう少しこうしたい」「もう少しこうしたら良くなる」ということを焦ってやったら、大体逆にダメになることが多いです。今は、獲得したことをしっかり身に付ける。それが一番大事だと思っています。その意味で、今までやってきたことを繰り返して、そして10月にプラスされたことを繰り返していくことが一番大事だと思っています。
闘莉王について、判断は明日ということか?
今日は木曜日? じゃあ明日です。いや、ちょっと分からない。ドクター同士の話し合いなので、多分僕は金曜日と聞いたんですけど、基本的に大きな問題はないだろうけど、やはり最終的に確認させてもらいたいという話だったんで、金曜日だったと思います。