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南アフリカ戦後

11月15日

■ 独特の雰囲気の中で試合ができたということは、われわれにとって非常に大きな特訓ができた

はじめに
結果的に勝てなかったのは非常に残念ですが、ひとつ目に、この独特の雰囲気の中で試合ができたということは、われわれにとって非常に大きな特訓ができたと思っています。
 
試合内容に関して、前半、なかなかわれわれのスタイルのサッカーができなかったんですが、後半途中から少しずつ、テンポよくボールが動くようになってきました。ただ最後のフィニッシュのところでどうしても人数が足りなかったという感じを受けています。
ディフェンスに関しては、ロングボール一発とか、速い相手への対処とか、いくつかポイントを置いてやってきたんですが、非常にディフェンスラインが安定してきたという実感を持っています。もう少し前が、全体のプレッシングがきけば、もうちょっと全体としてもイニシアチブを取れたんじゃないかと思っています。ただ選手が非常に疲れている、コンディション不良の選手もいる中で、よく戦ってくれたと思います。南アフリカのチームはモチベーションが高く、激しくプレーしてくれたことが、われわれにとって非常にプラスになったと思っています。
今日は稲本をアンカーにしたセントラルMF3人だったが、その狙いと評価は?
ああいう形でやるのは初めてのトライなんですけど、今回、中盤の選手が非常に少なく、中村俊輔と話し合った結果、まだコンディションが整わないというので「ああこれは、こういうことを試すチャンスかな」と思って、自分たちのオプションを増やすという意味でチャレンジしてみました。評価としてはご覧の通り、ダブルボランチに戻した方がボールがよく動くようになったということで、まだこのシステム自体はメンバーの問題もあるでしょうが、ベターではないなと思っています。
中村俊をなぜ後半から使ったのか
中村俊は11日にスペインで試合を後半30分過ぎまでやって、かなり長時間の移動をしてきて、コンディションが整っていないと。本人と昨日話し合って、無理はさせられない、今けがをされると困るということで短い時間、マックス30分ということを考えていました。
中盤では互角以上にパスをつないだが、シュートになかなか結び付かなかった。その原因は何だと思うか?
前半に関しては、互角以上にやったと思っていません。前半は、われわれが言うアウターゾーンでしかボールが回らずに、インナーゾーンの孤立したトップに入って取られるというパターンで、これはわれわれの戦い方ではなかった。そういう意味で、後半、ビルドアップのところは修正できて、あれを長時間、ある程度のところまでできれば。今日も決定的なのが2回ありましたけど、もう少しチャンスがあれば得点も生まれてくる可能性は高かったんじゃないかと思っています。
南アフリカが選手を代えると、そちらも選手を代えていたが、どういう意図があったのか?
先にうちが代えたと思うんですけど。相手に関係なくわれわれのスタンスで、大体スケジュール通りの、試したい選手を何分くらい使うという感じで、相手に関係なく代えました。