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イエメン戦前日

1月5日

■ 公式戦の重み、日の丸を背負う重み、そういうものを実感していない感じがある

はじめに
6日の試合はアジアカップの予選ということで、どうしても勝ち点を取りたいという気持ちで来ています。ただ、イエメン代表も最近メンバーが変わり、システマチックになって力を付けていると思っています。その意味で、簡単なゲームにならないと思っていますが、全力を尽くして勝ち点を取りたいと思います。
柏木と西川のけがの状況は?
2人は病院に行ってMRIを撮っています。基本的に打撲だと聞きましたが、試合で使えるかどうかは明日の朝に判断したいと思います。
その2人は前日の練習に参加するのか?
これも結果次第で、僕はまだ聞いていないんですが、僕の予想では西川は無理なんじゃないかと。柏木に関しては、帰ってきてドクターと相談した上で、ということになると思います。
今回のメンバーに期待することは?
確かに代表に比べて経験、技術的な部分で落ちるところはありますが、元旦に集まったメンバーの顔、モチベーションの高さ、元気の良さ、これは素晴らしいものがあって、彼らはきっとそういうものをピッチで表現してくれると。ともかくこれはセレクションではなくて、アジアカップの予選という公式戦なので、明日の試合でその選手たちが、チームが勝つために一丸となって戦ってもらいたい。目的はチームが勝つこと。それに向かってチームが一丸となって戦う姿を見せてもらいたいと思います。
イエメンでのセキュリティーに関して、どう考えるか
日本ではいろんな報道がされていて、家族などから心配のメールが来たりしていますが、われわれはここに入ってから一度もそういった緊張感を感じたことはなかったし、ホテルでも練習場でも快適な生活をさせてもらっているので、まったく問題ないと感じています。
日程変更されていた場合、若手を試す考えはあったのか? また若い選手たちが南アフリカに行くために必要なことは何か?
日程が変更されず、当初の予定どおり20日過ぎになっていたらフル代表やるつもりでした。その中でも、天皇杯決勝に行っていないメンバーでやる予定でした。そういう意味では、これはビッグチャンスと受け止めています。若い選手なので、まだまだ経験、技術で足りないところはありますが、やはり彼らの元気のよさ、アグレッシブさ、フレッシュさ、そういうものを出していかないといけない。そして今回、初めて公式戦を経験する選手もいると思いますが、やはり意識の高さというものが、これから彼らにとって大切になるのではないか。公式戦の重み、日の丸を背負う重み、そういうものを実感していない感じがあるので、そういうものが必要になるんじゃないかと思います。
5日の練習でけがした選手は、どれくらい大事なのか
すべての選手が大事ですが(笑)、1人はこのチームでも数少ない、A代表を経験していてキャプテンにしようと考えていました。もう1人も、このチームの中盤のリーダーになれる選手かと思っています。
明日の試合でついて懸念することは何か? またインフルエンザにかかった選手がいるようだが、どこで感染したのか?
6日のイエメン戦に関しては、自分たちのベストを尽くすことで何も恐れるものはありません。ただ、いつもと違うのは、海抜2400メートルという高さ。それによるコンディション。それとピッチ状態。われわれはパスをつなぐサッカーなので、ピッチ状態が大きく左右します。それらは、グラウンドに行ってチェックしたいと思います。それからインフルエンザについてですが、ドクターから聞いたところによると、おそらく日本で感染して、こちらに着いて発症したということです。
槙野のキャプテンについて
A代表のキャンプに参加して雰囲気も知っている数少ない選手なので。そういう意味でリーダーシップを取ってもらいたいです。
前線の選手について
いろんな選択肢を考えています。それは柏木ができるかとか、そういうことにもよるので、まだ決めていません。
見てみたいという選手は?
いますけど、それ以上に明日は勝ちたい、勝ち点を取らないといけないというのを優先していますから、選手にも「まずは勝ち点を取ることが目標で、ベストを尽くした先にワールドカップへのアピールはある」と。目的はアピールではないし、僕も見ることが目的ではないです。
長身の選手を招集したことについて
別に大きい選手、小さい選手を選んでいるわけではなくて、今まで代表に呼んでいない選手がたまたまでかかったというだけ。今まで呼んでいないというのは、何か足りないところがあったからであって、大きい小さいには全くこだわっていない。彼らがW杯でメンバーに入るためには大きい小さい関係なく、今まで足りなかったこと、さっきも言いましたように、もっと意識を高く持ってもらわないと今の代表に入っていくためには、かなり厳しいものがあるのではないかと。
センターバックの人選については?
理想的には高さがあって、スピードがあって、パスが出せる選手。ただ残念ながら3拍子そろった選手は世界中探してもそうはいないので。その意味で、何か自分の特徴を出せる選手。それが今の代表に欠けているポイントであれば入るチャンスは大きくなるし、やはり自分の特徴をアピールしてくれる選手。
吉田については?
フィードがうまいですね。チャンスはよりあるポジションかもしれませんね。
高地の環境について戸惑う選手は?
僕が大丈夫なので問題ないだろうと思ったら、結構きついみたいですね。昨日の練習でも。もう1日、この日の練習をやってみて、それをどう受け止めようか考えてみます。
南アに向けては?
それはそのあとの検証になると思いますが、6日の戦いに関してはね、最初ガンガン行って、最後へろへろというのでは話にならないので。
頭痛とか?
そういうのはないですけど、ちょっと動くと吐き気がするのはいるみたいです。
このチームで何人くらいが南アに連れていけそうか?
まず明日の試合を見ないと、ここの練習で判断するわけにはいかない。試合を見てからだけど、今の代表チームというのは、意識のレベル、プレーという部分でフル代表とかなり差があることは感じていますから。そういう意味では相当なものを持ってきてもらわないと難しい。でも、いつも言うように代表チームというのは、常に新陳代謝が必要なので、可能性はゼロではないと思っています。ただ今の時点で「追い抜いているな」というのはいませんね。
周辺状況でチームは集中している?
われわれの中で緊迫感を覚えたことは一度もないので、それを心配しても何もできないのでね、サッカーに集中すること。これがわれわれにできることだと思っています。今日のミーティングでも選手にそう話すつもりでいますが、選手もそれほど動揺しているようには見えないです。
このメンバーの中から代表合宿に呼ぶのは?
可能性はあります。東アジア選手権の23名登録に対して、その前のキリンチャレンジカップの20プラス何名かでいく可能性はあります。
ピッチが悪い中での試合の判断材料は?
一緒ですよ。よく皆さん、ピッチが悪い中でつなげないから蹴るとか言いますが、蹴るかつなぐかという二律背反で決めつける必要はないんです。われわれのサッカーはパスをつなぐサッカーです。その中で、当然、今はリスクが高いとなれば蹴るでしょうし、それは選手が判断するので、結果的にはいつもよりつなぐ回数が減った、ということはあるでしょう。それは、グラウンドが悪いからみんながぼこぼこ蹴ったから判断できないではなくて、それをいかに判断するかが選手の力だと思っていますので、いつもと変わらぬ観点から見ようと思っています。
引き分け以上であれば、3月3日のバーレーン戦は消化試合になるが
僕らは消化試合になると思ってスケジューリングしていますから、バーレーン戦がそういう試合になる、でもホームでバーレーンに負けるわけにもいかないし、バーレーンも確実に進歩していいチームになっているので、国内組のトライにはいいかなと思っています。
海外組は?
難しいですね。消化試合うんぬんではなく日程的に。