キリンチャレンジカップ2010
2月22日
■ 最後にここで勢いを一押ししてくれるような選手
- 4月7日の日本のメンバー構成は?
- 4月7日は国際マッチデーではないので、海外組を招集することは難しいと、われわれの場合は思っています。国内組、特にここはスケジュールが混んでいるところで、3月3日に試せなかったり、または国内組で新しい選手、最後にここで勢いを一押ししてくれるような選手。もちろん、この2試合だけで決めるのではなくて、その後の試合もかんがみますが、そういう選手が出てきてくれたらという希望を持って国内組で戦うつもりです。
- 対戦が決まった4チームの印象を
- セルビアは予選の試合を何試合か見ていました。ホームの試合は異常なぐらい興奮するスタジアムで、その中で本来はテクニシャンたちが非常に激しい試合をしているという印象が残っています。
- 韓国はもちろん海外組が入ってきて、少しサッカーのスタイルが変わってくるかもしれませんが、この時点でできるだけ強いチームと考えたときに、韓国とできるのは非常にいい選択だと思っています。
- そして、イングランドは皆さんもご存知のようにファーストランクの国だと思っています。このチームと、今までわれわれがやってきたことを試すんじゃなくて、ここではある程度手応えをつかめるぐらいの試合をしたいと思っています。
- コートジボワールは、ここは二転三転していたんですが、やはりアフリカのチームともう一回やっておきたいということで、ちょうどコートジボワールという最高の相手とできることになったと思っています。このチームはカメルーンと似て個人の身体能力が高く、特にドログバというセンターFWがいる。カメルーン戦のいいシミュレーションになると思います。
- Jリーグが終わってからW杯の合宿まで、選手にどこで休養を取らせるのか?
- 今のところ予定としては、Jリーグが終わったら5日間、完全にオフを与えようと思っています。そして、韓国戦の2日前に集合して、壮行試合をしてスイスに向かうというスケジュールを考えています。
- 今回発表された以外に、南アフリカに行ってから試合をするのか? また、セルビア戦は国内組のテストになるのか、仮想デンマークと考えているのか?
- コートジボワール戦が終わって2日後くらいにジョージに入ろうと思っています。そこで全員交代ができるような練習試合を組む可能性を残しています。
- どうして可能性かというと、サブ組にぜひここで試合をやらせたいというのがあるんですが、高地トレーニングを1800メートルのところで約2週間やります。2週間高地でやると、疲労回復が遅れます。最終的にスイスを降りる時点で疲労度の蓄積を見て、そこで試合をするか決める。その程度の練習試合をプランとしては持っていますが、これは確定ではないです。そこでコンディションを把握してから、キャンプをやっている最中になりますが、相手もあるので、そこで決めるという形になります。
- デンマークとセルビアは戦い方が違う、セルビアは3バック気味でやっていたような、確かな記憶ではないですが、システムも違います。でも、ヨーロッパスタイルの組織的にブロックを作って守ってくるところは似ているので、仮想ということももちろんあります。最終的に5月に相手に合わせてこうしようというのはやりますが、海外組が呼べないのであれば国内組でどこまでできるか、選手のテストもありますが、チームとしてのテストだと思っています。
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