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セルビア戦前日

4月6日

■ 本質的に、W杯というレベルで誰がどういう仕事ができるのか、どういう状況のときに、誰がどういう仕事ができるんだろうという判断で、いろんなものを見ています

はじめに
今、集まっているメンバーの中でも何人かコンディション不良の選手、疲れがたまっている選手がいます。そういったことを考慮して明日は戦いたい。逆に、日ごろなかなかチャンスを与えられていない選手にチャンスを与えられる、いい機会だと思っています。選手には明日の試合に勝つことにベストを尽くしてもらいたいと思っています。その中でわれわれとしては、いくつかのテストができればと思っています。
紅白戦で遠藤をトップ下で起用した意図は? また彼のコンディションは?
遠藤をトップ下に入れたのは、中盤にけが人が多くて、中盤ができる選手がいないというのが1つ。これはテストということではないんですが。ヤットのコンディションは、決してベストではないと思っていますけど、それほど悪いわけではない。時間的な制限をすれば尾を引くことはないと思っています。
ボランチに稲本と阿部という守備の強い選手を入れたのも、本大会に向けたテストなのか?
先ほど言いましたように、そういう場面が出てくる可能性はあるかもしれないと思っています。ただ今回は、中盤の選手の数がボランチも含めて、今野もリタイアしたことで、当初の予定より選択肢がなくなったことが大きいと思っています。
セルビアのメンバーについてあらためて印象を。また、どんなテストができそうか?
この時期なので国内組だけだということで、予選に出ていたのは3人だけと聞いています。ただ数字を見ると、非常に背が高い。これは、われわれとしては面白いというか、こういう高い相手にどう対処するかという意味で楽しみにしています。相手に関係なく、今回いろんな意味で相手が攻めてくる状況なら、われわれはそういう高い相手に対する守備という意味で、いいテストができると思っています。
栗原に期待するところは?
栗原に関しては、攻めは二次的なものだと思っていますので、ストッパーとしての安定した守備、ポジショニング、ボール際の強さ。特に、ああいう体の強い相手に対して競り負けないと。ただ守備というのは1人ではなく、全体の中でいいポジショニング、マリノスでも同じようなやり方でやっているので、より高いレベルでどれだけできるか出してもらいたいと思います。
内田と玉田は厳しいのか?
内田に関しては、もともとコンディションが良くないと。アントラーズでも練習をほとんど回避して試合だけ出ているという情報があったので、使うとしても30分くらいと考えていたんですが。明日の状態ですけど、今のままなら無理をさせたくないなと思っています。玉田に関しては、ここ2週間くらい足首に違和感を持っているということで、できれば使わずにいければ越したことはないと。しかし、いかんせん、人数が足りないので、状況によっては使わないといけないかもしれない。
興梠を左MFで使ったのも中盤が足りないからか?
慎三に関しては、サイドでワイドで使ってみたいという気持ちはありました。前回、集まったときにも右のワイドで、試合では使っていませんが、トライさせていましたので。彼のスピードをサイドのところで生かせないか、ということは思っていました。
明日がワールドカップメンバー発表前の最後の試合だが、試すべき選手やオプションについては、やり尽くした感じか?
ここまでいろんな選手を試したり、予選を勝ち抜いてきて、ほとんどの選手の特長はつかんでいるつもりです。当然、Jリーグなどで調子の良しあしもありますが、本質的に、W杯というレベルで誰がどういう仕事ができるのか、どういう状況のときに、誰がどういう仕事ができるんだろうという判断で、いろんなものを見ています。そういう意味で、今回が最後のテストということで、このメンバーに入らなければチャンスがないのかというと、そういう問題ではないわけで。正直、この試合は非常にタイトな中でやらなければならない。その中で、最後のいろんなオプションを試す機会にしようという考えなので、最後のテストですべてが決まるとか、そういう考えはありません。今、呼んでいる選手はほとんど自分の中で分かっているつもりです。だから明日のテストで合否が決まるとか、そういうつもりもないです。
メンバーの7割が決まっているそうだが、最終決定はいつごろになるのか?
まだ言ってはいけないことになっているので(苦笑)、いろんな絡みで発表できないみたいです。まあ、韓国戦の前に発表します。
8割くらい決まっている?
いや、この前が7割で今日が8割だとまずいので、一応、7割です(笑)。