５月２３日

■ 本田は攻撃の起点となる重要なポイントになる選手

はじめに

明日の試合はＷ杯へ旅立つ前の最後の試合になりますので、ぜひいい試合をして、われわれがＷ杯でどういう戦いをするのか見せられるようにして結果を出したいと思います。

今まで韓日戦は特別な意味を持っていたが、本大会まで日数がない中、明日の試合は日本にとってどのようなものだと考えるか？

日韓戦で、日本と韓国は海外組を入れて戦うのはおそらく１２年ぶりだと思います。その意味で大きな意味を持つ試合だと思います。２月に東アジアで韓国に負けていますので、その意味でわれわれは本当にプライドを懸けて戦わなければならない試合だと考えています。

明日のゲームプランは？　また本田にはどんなことを期待しているか？

ずっとやってきた全員攻撃、全員守備、攻守にわたってアグレッシブにハードワークすると。コンパクトにして、その中で守備に関してはプレッシャーをかけ、攻撃に関してはシンプルなプレーの中からゴール前に人が入っていくサッカーをしたいと思っています。その中で、本田は攻撃の起点となる重要なポイントになる選手だと思っています。

Ｗ杯メンバー選手を２３名に絞り込んだが、Ｗ杯に臨むというチーム内の雰囲気は感じているか？

選手たちは初日から非常に高いモチベーションで、４人ほどまだ練習に合流できていませんが、それ以外の選手は高いモチベーションでトレーニングしてくれています。そういう意味で「Ｗ杯に臨むんだ」ということとともに、明日の試合に向けて気持ちを高めてくれていると思っています。

欧州組が加わるのはバーレーン戦以来だが、その時に出場していた松井と内田は別メニューだった。そのポジションについてはどう考えるか？

サイドバックは、サイドバックができる選手が限られていますので、サイドバックができる選手と考えています。左のＭＦについては、ある程度ワイドにプレーできる選手。あまり中央に入ってこないでワイドにプレーできる選手ということを考えています。

チャンピオンズリーグの決勝についての印象は？　その上で選手たちに求めることは？

チャンピオンズリーグは夜が遅かったのでまだ見ていません。ビデオが選手のリラックスリームにあるということなので、選手が見終わってから僕のところに回ってくると思っています。最高のレベルの試合だと思うので、そういう試合をたくさん見るのは選手として重要なことだと思うので、見てもらえればと思っています。

日韓戦は特別な意味を持つが、前回の東アジア選手権と比べて韓国の選手のレベルが上がっている中、韓国の長所と短所をどう見ているか？

この前、エクアドルとの親善試合をビデオで見ました。たくさんの欧州組が帰ってきて、今までとは違った、非常にモビリティーのあるビルドアップ、そこからゴール前でのアーリークロスを上げてくるなど、だいぶ印象が違いました。非常にレベルが高いチームであると思っています。１人１人の強さ、技術の精度、そういったのが長所だと思っています。短所ですか？　あの試合はエクアドルが下がって守っていて、あまり短所らしいところは見えなかったんですが、何度かカウンターでピンチになったと思うのですが、それはどんなチームでもあり得ることなので、特に目立ったところは感じておりません。

韓国のホ・ジョンム監督は、明日の試合が両国にとってプラスになってほしいと言っていたが、明日は日本にとってはどんなことがプラスになると考えているか？

韓国代表は強いチームだと思いますし、そういうチームとやる中で、われわれがチェックしたいのは２〜３点あります。ちょっとお話できないんですが、そのポイント、今までのチームには通用したけれど、韓国で通用するのか、それから修正したポイントができるのか、そのポイントを一番重要視しています。それがうまく機能することが一番期待していることです。

守備のチェックポイントは練習で意識されているが、攻撃面でのチェックポイントはあるのか。カバーリングとかカウンターとか、すでに練習でも取り組んでいるのか？

あるんですが、あまり具体的には言えないです。やはりブロックを作ってしっかり守られたときに、そのＤＦの相手の前でパスをつなぐだけではなくて、いかに裏をとるか。また、ちょっと忘れられているクロスの狙い目とか。まあ練習は３回しかできていないので、全部はできていないけれど一部やりました。ただミーティングでは、映像とか話しました。