コートジボワール戦後
6月5日
■ 今日は頑張り切れなかった
- はじめに
- コートジボワールという非常に身体能力と技術が高いチームとやるということで、カメルーンも同じレベルのチームだと思います。それに対して、先に失点しないということで、流れの中でシュートを打たせることもなかったんですが、セットプレーで失点してしまった。やはり1点はあり得ることなので、そのあとの攻撃については前半、ボールを受けに来ないというか、選手の距離が遠くてなかなかボールが回らなかったなと。後半はボールが動き出したんですが、逆にみんな下がってきて前に人がいないという。まあ、組み合わせの問題もありましたけど、このへんのところは今日の試合で明確になった部分もあります。ディフェンスでは今のやり方を続けながら、セットプレーのマークであったり、壁がよけないとか、基本的なところを変えていかないと。攻撃に関しては、もう少し走れないと。やはり走れていないので、出て行けないという状況が続いています。コンディションを上げて出て行けるように。ある程度、リスクを冒してでも出て行けるようにしていかないといけないと思っています。
- 監督が今、手がかりとしている日本の良さとは何か
- 守備に関してはある程度コンパクトにして、少々下がっても裏を取られないということ。それとともにボールに出て行って、正直、今日は頑張り切れなかったところもありますが、人が1人でなく2人で頑張れるというところ。攻撃に関しては、後半のハーフラインを超えるところまで、ある程度ボールをシンプルに動かして攻めていくというところ。最後のところ、後ろから飛び出していくところは、良さが出なかったかなと思っています。
- 本大会までの最後の試合だが、4連敗の影響は
- 4試合、勝つために弱いチームと組むこともできましたが、われわれは強いチームとやることが必要だった。これは事前に選手にも伝えてあります。自信という意味では、ひょっとしたら不安も持っているかもしれませんけれど、もうここまで来たら、逆に追いつめられたというか、選手たちの奮発が出てくるのではないかと思っています。
- この合宿での成果と課題は? それから今日、フィジカルコンディションが問題だったと思うが、本番に1戦目と2戦目でメンバーを大幅に変えることを考えているのか
- これは試合状況の中でどうなるか分からないですが、自分の想定の中で、第1戦、第2戦で、けがとかではなくて大幅に変える戦い方というものは、今のところ考えていないです。この合宿に関しては、最初は韓国に負けたあとにこちらに来て、かなりディフェンス面で組織としてプレッシャーを掛けるというところはできてきたと思っています。攻撃面に関しては、そんなに何回も本大会でチャンスを作れるとは思っていません。セットプレーとかの精度を上げないといけないと思いますが、それはやっていなかったことで、ここから攻撃の方ももう少し、やっていかないといけない。ボールを取ってからのところをやっていかないといけないと思っています。
|