6/17 南アフリカ合宿
6月17日
■ 選手たちのモチベーションも高いですし、やる気もすごいんで、それをそのまま出してやりたい
- 非公開練習は
- 紅白戦を止めながら戦術のチェックと、セットプレーにかなりの時間を割きました。
- 16日の練習は2トップだったが
- まあ、あるかもしれないし、ないかもしれないですけど。2トップというのはあんまりないと思いますけど。
- 昨日別メニューだった
- 森本は無理をさせないということで休ませていましたし、今野もまったく問題ない。ちょっとこの前の疲労が、高いところでやったんで回復が遅れているんですけど、明後日までには何とかなるかなと。めどが立ってない選手もゼロ。いい状態で来ている。
- カメルーン戦の開催地とは標高差があるが、気にかけることは
- 特にないです。高地順化も順調にいって、カメルーン戦では98%以上順化していたんで。今度は低地ということでまったく問題ない。今準備しているのは、次のデンマーク戦に向けた再順化のトレーニング。ちょっとずつ低酸素マスクを着けて慣らしています。
- 雰囲気は
- 悪くないと思っています。結果が出たんでね。
- オランダは
- 本当に簡単な相手じゃない。簡単にいく試合にはならないと思いますが、われわれにも十分可能性があると思っています。まずは、オランダ戦で勝ち点を挙げるためにベストを尽くしたいと思ってます。守備に関しては、ある程度ボールの出どころは無理でも、入ってくるところには何とかプレッシャーを掛けないといけないだろうということ。攻撃に関しては、自分たちでいかにスペースを作ってそこに入っていけるかがポイントかなと思います。
- カメルーン戦と同じプレッシャーだとおそらくポンポン、ポンポン回されるんじゃないかなという想像をしています。ちょっと掛け方を変えないといけないかな、と。カメルーンとオランダは全然戦い方が違うので。われわれがすごく変えるわけじゃないですけど、もっと意識していかなきゃいけないと思います。
- 注意する選手は
- たくさんいすぎるので、ベンチの選手まで気にしていますけど。やっぱり攻撃陣ではファン・ペルシ、スナイデル、そのあたり。途中から出てくるか最初から出てくるか分からないけど、エリアとか。まあ言っていくと全員になっちゃうんですけど、本当に質の高い選手が多い。気をつけないと。
- 紅白戦は何分何本か?
- 何分というか、止めながらやって10分2本だから。内容的には5、6分を2本かな。
- 中盤の並びは
- どうでしょう。それを言ったら非公開の意味がないでしょう。
- ということは変えたと?
- いや同じかもしれないですね。
- 監督の中で布陣は固まっているか
- どうでしょう。朝起きたら気が変わるタイプなんで。今のところ固まっているつもりですけど、また変わるかもしれないです。
- トップ下にキーマンがいる場合はアンカーを、と話していたが
- いや、そうは言っていない。2トップのときはアンカーを置くかもしれないと言っていたが、今回は2トップじゃないんで。
- アンカーはない?
- いや分かりません。以前言ったのはそう言いました。
- 去年の対戦のときはわれわれが目指すべき道の基準、標準になるところだった。手ごたえもありましたし、なかなか難しいところもありました。ただあの時のオランダと今のオランダは格段に成熟度が違いますし、メンバーも違います。今はドイツ、オランダ、このあたりはちょっと抜けているかなと思います。去年のが今、参考になるというのはない。
- 昨年の対戦では途中で運動量が落ちたが
- 僕自身はそんなにガクンと落ちたとは思ってない。まあ失点で落ちましたけど、体力的にはそれほどとは思っていないです。配分してできるようなサッカーって、そんなにうまい具合にはいかないもんですから、あまり気にしていないです。前から追うには適した選手というのはいると思いますけど、変えるかどうかは分からないですね。
- 攻撃の形を変えるか
- そんなこと言いました? 一応、スカウティングは選手には伝えていますけど、自分たちの良さを出しながら相手の弱点を突ければいいかなと思います。
- メンバーは変えるか?
- それを含めて何をやるか分かりません。
- オランダに伝わることを警戒しているのか
- まあ、適当に伝えてあるつもり。オランダ側にわれわれはこういう風にやるという情報は伝えているつもりなんですけど。
- 高地の試合後で
- 回復が遅れているのが6人ぐらいいるが、今日と明日もあるんで、試合までには大丈夫だと思っている。
- 阿部がイエローカードをもらっているが
- どっか頭の片隅には入れてあります。
- オランダには
- いろいろ考えてくれたらいいかなあと思って。悩んでくれたらいいなと。まあ悩まないですかね。
- 試合が始まる前から同点というのは考えてない。われわれにも可能性はゼロではないと思っていますので。それにチャレンジして、試合の流れによってはドロー狙いはあるかもしれないけど、最初からはね。そういう戦い方をすると、次のデンマーク戦にも響く。やっぱり今は選手たちのモチベーションも高いですし、やる気もすごいんで、それをそのまま出してやりたいなと思う。
- オランダ戦は
- 半分は理想主義者で半分は現実主義者。そう二分できるもんじゃなくて、いろんなことを考えた上でやっぱり勝ちたいですし、考えることもある。どちらかというのは簡単に言えないです。
- 最初から得失点差を考えて臨むつもりはまったくないです。まず勝ち点3というものを。選手たちが勝ち点3いこうと言っているのに僕が得失点差なんて言っていられない。それはもう選手たちの勢い、気持ちをまずはぶつけさせてやりたい。
- カメルーン戦は闘莉王が上がらなかったが戦略か
- 戦略というか、僕は常にあんまり上がるなと言っている。この前は勝手に上がらなかっただけなので。ラスト10分、負けていたら上げる可能性があると言っていただけ。
- オランダ戦は
- あいつに聞いてみてよ。それをどう判断されるかは闘莉王次第だよ。
- 今大会は手堅い試合が多い
- 今回はめずらしく涼しい中でやるから。涼しい大会なんで、守備の意識が高く、みんながやることを把握してきっちりやっている。僕はつまらないとは思わないですけど。非常にアグレッシブな試合が多い。きれいなサッカーというのは少ないですけど、非常にボール際とか、暑いときはダラッとしてもおかしくないんだけど、タフな試合が多い。
- 客の不入りは試合内容も影響していると思うか
- それは別の理由じゃないですか。内容がつまらないからお客さんが入らないんだったら、試合前から入らないのはおかしい。
- カメルーン戦では遠藤がよく走っていたが
- 遠藤の場合は、僕が見た印象としては、今まで僕らがやっている基準でも十分にいっているんじゃないかなと思います。
- 本田の調子は
- 悪くないと思います。
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