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パラグアイ戦後

6月29日

■ 執着心、執念が足りていなかった

PK戦で負けたことで悔いはあるか。もっと攻撃的にすれば良かったとか
試合内容については、悔いは残っていません。ただ選手たちは、本当に素晴らしく、日本人の誇りを持って、またアジアの誇りを持って、最後まで戦ってくれた。そのことには誇りに思っています。ただ、その選手たちに勝たせてやれなかったのは、やはりわたしの責任。執着心、執念が足りていなかった。そういうふうに感じています。
「勝つサッカーをする」ということで、途中までシナリオ通りだったと思うが、点が取れなかったのはなぜだと思うか?
サッカーで点が取れなかった原因、それを1つで言うのは難しいことだと思います。もともと、それほど得点力がないので、その中で数少ないチャンスをものにしているチームだと思っています。その点が足りなかった。これを戦術的な分析をするよりも、やはりわたしに執着心、執念が足りなかったと思っています。
執念が足りなかったということだが、具体的には?
執念が足りないということを具体的に振り返ってみて、自分がこの選手たちに何がしてやれたんだと思ったときに、やはり自分自身がもっともっと、勝つために執着心を持たなければいけなかったのではないかと。それほどしっかり、試合直後に思いつくことがなかったので、そう言いました。
今大会で世界を驚かせることはできたか。また今後に向けた課題は何か?
われわれは驚かせるためにやるのではなく、勝って驚かそうと言っていたと思います。その意味で、勝てなかった。目標に達せなかったということで満足しておりません。日本のサッカーにとって、今、試合が終わって、こういう形で冷静な分析ができる状態ではないので、追って技術委員会がしてくれるのではないかと思います。
後半の頭で遠藤のポジションを上げたが、それは攻撃的にいくためなのか、それとも相手の20番に対してなのか。それから最後のFKの場面で「上がれ」と指示していたが、それも含めて攻撃的にいったという認識だったのか?
遠藤を前に上げたのは前半の20分くらいです。相手が両サイドバックを上げてきて、ボランチが下がった状態で、うちの選手全体が下がり過ぎて、どうしても本田が孤立するということで、前半20分くらいで遠藤を上げました。そのあとの交代は、点を取ることしか考えていませんでした。リスクを冒して点を取ろうという、それしか考えていませんでした。
最後のパラグアイのPKゴールが決まったとき、何を考えたか?
まあ、正直、これでわれわれのW杯が終わったと。本当に寂しい気持ちでいっぱいでした。
円陣を組んだ時に、どんな言葉をかけたのか。また、今回の成績を受けて、代表監督を続投する意志はあるか?
円陣の中で話したのは、われわれのシナリオでは、延長であれ90分であれ、点を取って勝ち切るという目標だったので、点が取れずに勝てなかったのは残念だったけどPKで勝とうよ、というような言葉をかけました。この後のことについては、今はとても考えられるような状態ではないですし、おそらくもうやることはない、というふうに思っています。
前の試合で「サッカーはチームプレーであることを証明しよう」と言っていたが、それは十分に証明できたと思うか?
われわれのサッカーというのは、レクリエーションでなくて、勝ち負けのあるスポーツ。ということは、結果として勝たないと、やはりいけない。通用したかどうかというのは、やはり結果で答えないといけないと思っています。その意味で、やはりまだ足りなかったという感じが残っています。