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チリ戦後記者会見

1月26日

■ 結果が出せればよかったですが、逆にこれでよかったのかもしれない

一言
チリが素晴らしいチームで、90分間プレッシャーを掛けてくれたので、いい経験ができたと思います。プレッシャーを掛けられたとき、どうしてもディフェンスラインからいいボールが出ないところもありましたが、(相手に)クロスを上げられてもしっかりついていく、それからプレッシャーからカウンターを受けても飛び込まずにしっかり守る。この辺りは計算できると思いました。
結果を出したかったんですけれど、あそこ(後半のチャンス)で大久保が1点、2点決めてすべてよかったというよりは良かったのかなと。まだまだ、ラスト3分の1で慌ててクロスを上げてカウンターを受ける場面(がありましたし)、それから中盤、またはディフェンスラインで簡単にバックパスしてしまう。特にスローイン、FKなど、後ろに(ボールを)投げてプレッシャーを掛けられてしまう。勝負へのこだわりというよりは、まだまだすきがあるという感じはあります。でも、何か次につながるようなことをできたかな、とは思っています。
合宿の最終日で「僕のサッカーを押し付けない」とおっしゃったが、今日は選手たちは自分たちのサッカーを出せたと思うか?
そんなこと言いましたっけ? いい加減なことを(自分は)結構言うからね(笑)。サッカーというのは、僕が「こうして、こうして」と押し付けるものではない。ただ、1人1人がばらばらではチームにならない。全体のビジョンは示しているつもりですが、その中で相手によって、今日のようにプレッシャーをかけてくる相手か、下がって守る相手か、あるいは特別な選手がいるか、(選手たちは)いろんなことに対応しなければならない。どんな相手にも、同じことを繰り返していてはチームとして成長しないと思っていますので、そこで押し付けないと言いました。今日、(選手たちが)グラウンドでやってくれたことは、今の時点でああいうチームに対して、われわれのビジョンの中でできるプレーでした。まだまだ、みんなが共有しているビジョンには追いつかないが、みんなが同じ方向を向いてやってくれたと思っています。
前半、パスミスが多かった。特に中盤の突破にかかる前で多かったが
前半、なかなかトップにボール収まらなかったので、どうしても横パスが多くなりました。相手にとっては狙いやすかったと思います。もう少し前で(ボールが)収まって、前を向いて中盤でボールを持てるようになれば、ああいうリスクのあるパスやミスも減るのではないかと思ってます。
「次につながること」とは、具体的に何か?
最初に言いましたように、ディフェンス面でみんながプレッシャーを掛けてくれました。それから、サイドを破られても中にしっかり(マークに)ついていたので、ほとんどフリーでやられることもありませんでした。攻撃に関しても、何回か遠藤、(中村)憲剛が絡んだところで、中盤で相手を引き出して裏へという形が出ていました。ちょっとまだ、サイドバックの出だしは遅かったですが。
久しぶりの代表戦のさい配ということで、感触は?
まず、ベンチの椅子がソファーになって素晴らしかった(笑)。これはびっくりしました。試合が始まったら試合に集中していたので、久しぶりに緊張感がありました。ただ、サポーターから声援されたという気はしませんでした。チームを応援してくれている感じですね。まあ、久しぶりにいい緊張感の中で(さい配が)できて、できれば結果が出せればよかったですが、逆にこれでよかったのかもしれないと思っています。