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中国戦後記者会見

2月20日

■ 私の方が興奮してしまった

一言
試合前から今日はタフになると思っていましたが、選手たちはよく冷静に戦ってくれたと思います。しかし、またけが人が出ました。レフェリングのせいだけではないですが、非常に不満を覚えるところです。ただ、選手がそれ(レフェリング)に対しても冷静に対応してくれました。そして粘り強く戦って結果を残してくれたので、これで最終戦で韓国と優勝を目指して戦える。全力を尽くして戦いたいと思います。
次の韓国戦に向けたプランは? そして一番危険な選手は誰だと思うか?(韓国人記者)
韓国戦についてはこれから考えます。考えはあるのですが、けが人が出ているので、誰が(プレー)できるかにかかってくると思います。一番危険な選手ということですが、韓国の選手は個人の能力が高いので、全員が危険だと思っています。特にセンターフォワードの10番(パク・チュヨン)。申し訳ないけれど名前は覚えていないのですが、ヘディングも強いしスピードもあるので、非常に危険だと思っています。
前半の半ば以降に比べて、後半はバランスがよくなった。ハーフタイムの指示は?
中盤の前の3人、安田、遠藤、山瀬のポジショニングを確認しました。安田が少し高すぎるところと、遠藤が前に行くためにどうしても16番(チョウ・ハイビン)が空くのが嫌だったので、ディフェンスに関してはそこを修正するように言いました。攻撃に関しては、慌てて蹴り返さず、しっかりつなげば十分つなげられる。慌てて大きく蹴るばかりでなく、つなげるときには余裕をもってつなぎなさい、と言いました。
中村憲は、前半少しポジションを上げて、後半になって下がったように見えたが、その意図は何か。それからレフェリーについて、何か選手に指示をしたか?
中村憲については、立ち上がり15分くらい、ちょっとゲームから離れていたこともあって非常にポジショニングが悪かった。中途半端なポジションが多かったので、早めに人をつかませておきました。それから、だいぶ慣れてきたのと、相手がダブルボランチにしてきたので、そこは彼が自分の判断で高めにポジションをとりました。レフェリーに関しては、選手に冷静に対応するように言いましたが、選手は非常に冷静だったみたいで、私の方が興奮してしまった。これ以上、レフェリーに関しては言うつもりはありません。
日本はベストメンバーではなかったが、それでも中国は負けてしまった。このことについてどう思うか(中国人記者)
おそらくメンバーがどうだとかは関係なく、今の中国のサッカーと日本のサッカーのレベルは変わらないと思います。ただ、この試合に関して、われわれが結果として勝てただけで、レベルとしてわれわれが上だとは思いません。中国は一人一人の身体能力が高く、技術もしっかりしているので非常に危険なチームであると、今も思っています。