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キリンカップ2008 コートジボワール戦後記者会見

5月24日

■ ここまでやれるとは思っていなかったです

一言
今日の試合は相手がオーソドックな形で来てくれて、また、非常に身体能力が高い相手で、簡単にミスをしてくれないだろうということで、われわれの今のコンセプトを試すのに最高の相手でした。ディフェンスでも攻撃でも、(選手は)やろうとしていることを積極的にトライしてくれたと思います。前半に自滅するような場面があったり、後半に足が止まって押し込まれたりすることもありましたが、よく最後まで頑張って体を張ってくれたと思います。もう1試合(パラグアイ戦が)あるので、今日以上にいい試合ができればと思います。
1−0で勝ったがこちらは主力が7人欠けていた。この結果は励みになるか?
もちろん負けるよりずっと励みになります。われわれは、コートジボワール代表とワールドカップ(W杯)で対戦しているのではなく、今日の相手に勝つためにベストを尽くしたということです。それとともに、(W杯)予選に向けてチーム作りをするためのテストもしました。勝ったことも重要ですが、それがすべてではありません。
後半足が止まってしまったということだが、押し込まれてセカンドボールを拾われていた原因はどう考えるか?
押し込まれる前、マイボールのときに一発で狙い過ぎたり、疲れもあってミスが出てきた。そういうときには、シンプルなプレーをするために周りがサポートしないといけない。ボールを保持できずにずるずると下がってしまったと思います。
相手の身体能力が高く、簡単にミスしないと言っていたが、その次にボールを取るようなイメージをするような戦術を立てたのか?
もちろん1回で取れるとは思っていないし、1回、2回、それがだめなら3回。ただ簡単にあきらめて下がるのではなく、そこに精神的なタフさというものを求めました。ちょっと持っていかれると、「ああ、だめだ」となってしまいがちなところが日本のチームにはありますが、そういったところでタフな粘り強い(守備を)やってもらいたいということは言っていました。
前半途中で21番(エブエ)と激しくやり合って、そのあと仲直りしていたようだが?
激しくやり合ったわけではなくて、その前にレフェリーが長谷部のところのファウルを取らなかったことを言っていたら、エブエはたぶん、自分がタッチラインを割ったときに僕に「ファウルだ」と言われたのだと思ったのでは。僕も(エブエが)ファウルじゃないことは知っていました。彼もそんな激しく言っていたわけではなくて、笑顔で話してくれました。
長友のプレーに関して、それから長谷部、松井と国内の選手との連係について
まず長友については、今Jで一番輝いているサイドバックだと思うので、思い切って(自分が持っているものを)出してくれればと思ったんですが。ここまでやれるとは思っていなかったです。まだまだ経験、技術、上げてもらわないといけないところは多々あるので、その意味ではこれからまだ伸びしろはあるとは思います。長谷部、松井に関しては、何の違和感もなくチームに溶け込んでくれました。これは練習のときからで、彼らのビデオを見ていたとき以上に「ここまでできるんだ」という手ごたえを感じています。
次のパラグアイ戦ではメンバーを変えるか
今日ホテルに戻って、明日埼玉に移動して、選手のコンディションをチェックしてから決めたいと思います。次の試合をやることで、けがの危険性のある選手は使いたくないですし、また、新たにテストしたい選手もいますので。すべて変えるとか、すべて変えないとかでなく、臨機応変に対応したいです。